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2023.03.25

百貨店とSCの2月売上、12カ月連続で前年上回る 全国的に売り上げ増

日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が2月度の売上高を発表。行動制限の解除に加えて、イベント需要やセレモニー需要も好調だったことで、引き続き売上が増加したことが分かった。

 

■百貨店は12カ月連続で前年上回る

 

 23日、日本百貨店協会が2023年2月度の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高は前年同月比(店舗数調整後)20.4%増の3,083億6,812万1,000円となり、12カ月続で前年同月を上回った。

 インバウンド需要や高額商品が引き続き好調だったことに加えて、まん延防止等重点措置の反動、恵方巻やバレンタインなどの季節イベントも好調。衣料品や服飾雑貨では卒業式や入学式、結婚式などのセレモニー需要だけでなく、春物商材も動いた。

 

■都市別、地区別は全て前年上回る

 

 都市別や都市以外の地区別は全て前年同月を上回った。都市では札幌(前年同月比:37.6%増、以下同じ)、東京(20.4%増)、名古屋(24.9%増)、京都(23.2%増)、大阪(28.7%増)、福岡(30.4%増)などで特に好調。都市以外の地区では中部(18.2%増)、四国(16.7%増)、九州(16.8%増)が伸びている。

 商品別売上高も全て前年同月を上回った。特に紳士服・洋品(25.4%増)、婦人服・洋品(32.4%増)、身の回り品(29.4%増)、化粧品(22.3%増)、美術・宝飾・貴金属(16.4%増)、菓子(20.2%増)、総菜(10.5%増)、食堂・喫茶(51.2%増)などが大きく伸びている。

 

■ショッピングセンターも飲食や冬物が好調

 

 24日、日本ショッピングセンター協会が2023年2月度のSC販売統計調査報告を発表した。売上高は前年同月比19.9%増の4,420億7,738万6,000円となり、百貨店同様に12カ月連続で前年同月を上回った。

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