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2026.02.09
URBNが示したエージェント・コマースの現在地にみる、日本の小売業者が向き合う課題|NRF 2026: Retail’s Big Show(NRF リテールズ・ビッグ・ショー 2026)現地レポート
1月11日~13日の3日間、ニューヨークで開催された世界最大の小売業イベント「NRF 2026: Retail’s Big Show(NRFリテールズ・ビッグ・ショー)」。毎年、世界100カ国以上から小売業界の関係者が集うこのカンファレンス&エキスポでは。年々日本からの参加が増え、今年も多くの企業関係者が現地に足を運びました。
エージェント・コマースが賑わした3日間
筆者は全3日間にわたって会場を回り、キーノートセッションやプレス限定のディスカッション、エキスポ(展示)会場を取材しました。今回特に印象強かったのは、「エージェント・コマース」という概念が、もはや一部の先進的な議論にとどまらず、ステージ上の講演からエキスポ会場でのデモンストレーション、さらには会場のあちこちから聞こえてくる参加者同士の会話に至るまで、イベントを通して一貫した共通テーマとなっていた点です。
今年のNRFビッグショーには、こうした変化をいち早く自分たちの目で見て、耳で聞き、そして「“いま”本当に起きていること」を捉えるために参加している参加者の姿が数多く見られました。彼らは単に情報を受け取る側ではなく、自らの市場や業界を次のフェーズへ導こうとする存在となっていくといえるのではないでしょうか。
URBNが語った、エージェント型ショッピングの現在地――“顧客接点の進化系”
URBN(アーバン)は、エージェント型ショッピングを導入した最初の主要小売企業のひとつです。同社は米国フィラデルフィアに拠点を持ち、「Urban Outfitters(アーバン・アウトフィッターズ)」「Anthropologie(アンソロポロジー)」「Free People(フリーピープル)」「Nully(ヌーリー)」といった複数のオリジナルブランドを展開する小売企業です。
キーノートセッションには、URBNのCIO (最高情報責任者)Rob Frieman(ロブ・フリーマン氏)と、Stripe(ストライプ)でAI領域を担当するCRO (最高収益責任者)が登壇しました。「Copilot(コパイロット)」上で、どのようにスピード感を持って新しいショッピング体験を立ち上げたのか、ローンチ後の初期成果、エージェント型コマースの将来像についてのプロセスといったテーマを交えて語られました。
同セッションで印象的だったのは、エージェント型ショッピングを、「次のECの形」として語るのではなく、顧客との接点や購買行動が変化してきた流れの延長線上にあるもの、つまり「次の小売体験」を見据えた重要なステップとして捉えていた点です。
写真/NRF Big Show 2026 – Jason Dixson Photography
取材・文/吉越 理奈
■関連リンク
NRF Big Show公式サイト https://nrfbigshow.nrf.com/

NYを拠点にブランド、リテール、ウェルネス、D2CのCPGブランドの現地市場を調査。店舗で導入される最新テクノロジーや米国での先進事例なども研究。執筆活動、リソースを元にしたマーケティング&ビジネスコンサルティングやアドバイザリーも行う。
関心: #ファッション #フィットネス #ウェルネス #スーパーマーケット+CPG
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