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2018.08.03

衣料品購入頻度がまた減少、マイボイスコムが消費者調査

 消費者の衣料品購入頻度が低下し、1カ月に1回以上買い物をする人の割合が全体の7.6%まで低下していることが、インターネットリサーチ会社マイボイスコムの調査で分かった。2015年の前回調査に比べ、2.1ポイント、2005年の調査に比べると5.7ポイントの低下で、長期低落傾向が続いている。

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 調査は6月1日から5日にかけ、マイボイスコムのアンケートモニター1万566人からインターネットで回答を回収した。

 それによると、衣料品の購入頻度は1カ月に1回以上買い物をする人が7.6%、2カ月に1回程度が14.8%、3~4カ月に1回程度が27.3%、半年に1回程度が26.5%、1年に1回程度が7.6%、1年に1回未満が9.4%。

 2015年の前回調査に比べ、1カ月に1回以上が2.1ポイント、2カ月に1回程度が2.0ポイント、3~4カ月に1回程度が0.7ポイント少なくなる一方、半年に1回程度が2.3ポイント、1年に1回程度が1.2ポイント、1年に1回未満が2.0ポイント多くなり、購入頻度の少ない人が増加している。

 購入頻度の高い1カ月に1回以上購入する人は、2005年13.3%、2009年11.7%、2012年11.5%、2015年9.7%、、2カ月に1回程度の人も2005年18.2%、2009年18.6%、2012年18.9%、2015年16.8%と長期低落傾向が見られた。

 直近1年間の衣料品購入場所で多いのは、衣料量販店44.4%、ショッピングセンター・モール40.3%、スーパー36.1%、インターネットショップ33.3%、アウトレットモール19.9%、百貨店18.9%、ファッションビル16.3%の順。購入頻度が1カ月に1回以上の人は、ショッピングセンター・モールとインターネットショップでの買い物が多かった。

 1カ月当たりの平均購入金額は1,000円~3,000円未満、3,000円~5,000円未満が各20%台とボリュームゾーンで、1カ月当たり5,000円以上の購入者は全体の35%にとどまっている。

 購入時の参考情報は店頭のディスプレイなど店頭情報が3割弱を占め、折り込みチラシ・ダイレクトメールやメーカー・店舗の公式ホームページ、オンラインショップのレビューが各1割台だった。10代、20代の女性では有名人のSNS、インスタグラム情報が1割強見られる。(高田泰)

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