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2018.11.23
ショッピングセンター10月売上は悪天候で3カ月ぶりの前年比マイナス
日本ショッピングセンター協会の発表によると、10月のショッピングセンター売上は悪天候や秋冬物の不振により、3カ月ぶりに前年比マイナスとなったことが分かった。
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■3カ月ぶりに前年比マイナス
22日、日本ショッピングセンター協会が10月のSC販売統計調査報告を発表した。10月の売上高は5,126億8,278.8万円で、前年同月比1.0%減となり、3カ月ぶりに前年比マイナスだった。その内、テナントの売上高は同0.8%減の4,128億4,522.3万円、キーテナントの売上高は同2.0%減の998億3,716.1万円だった。
■悪天候で客数が減少
10月は、ハロウィンなどのイベントにより好調なショッピングセンターが一部にあったものの、昨年と比較して休日が1日少なかったことに加え、台風や大雨による客数減や、高めの気温により秋冬物の衣料品が不振に終わったこと、シネコン映画が低調だったことなどが減少の要因となった。業種別の販売動向では、飲食とサービスが好調と答えたショッピングセンターが多かったものの、秋冬物衣料が動かなかったことから婦人衣料が不振と答えたショッピングセンターが9月に続いて多かったとのこと。
■大阪と神戸のみが好調
地域別では、近畿のみが前年同月比1.6%増と前年比プラスだった。それ以外は、特にマイナス幅が大きかった東北(前年同月比:5.5%減、以下同じ)、四国(4.3%減)を始め、他の8地域は全て前年比マイナスとなった。
ただし政令指定都市では、大阪市(5.5%増)や神戸市が(3.5%増)が好調。反対に仙台市(5.5%減)、川崎市(6.5%減)、広島市(4.3%減)などが不振だった。政令指定都市を含まないその他の地域では、9地域の全てで前年比マイナスとなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)