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2019.02.28
ミッションを売れ! 薄利多売から抜け出すためのD2C戦略とは
D2C(Direct to Consumer。直販型)ブランドは小売業界からだけでなく、スタートアップ界隈からも注目を集め続けてきた。彼らは独自のビジネスモデルを採用しているという点だけでなく、その商品やブランディングについても注目されており、freshtraxでも幾度となく紹介してきた。
このような注目を集める一方で、D2Cブランドは既存のマーケットから集客獲得と増え続ける振興D2Cブランドとの競争も激化している為、D2Cとして成功し続けることは簡単な道のりではない。商品の改善、ブランディングの確立と、当然ながら売上を立てることが求められる。
特に商戦期と呼ばれる時期に売上を獲得することは、D2Cだけでなく、小売業界で競争を勝ち抜く為の1つの鍵となるのだ。
アメリカで消費者の購買意欲がもっとも高くなるシーズンの1つに、11月のサンクスギビングから年末までのホリデーシーズンがある。ブラックフライデーセールやプレゼント需要などが高まり、重要な商戦期と言われる。
この時期にD2Cブランドが行っていた施策に注目してみたところ、ただ単に売値を下げるようなセールではなく、より自分たちのミッションに沿う売り方をしていた。
またそこには自分たちのブランドを強化し、ファンを育てるための施策を戦略的に選択していることが見受けられたのだ。
そこで今回はいくつかのD2Cが行っている販売施策について取り上げる。