NEWS
2018.02.12
無印良品、イオンモール堺北花田に最大規模の店舗を3月オープン
良品計画は8日、堺市北区東浅香山町のイオンモール堺北花田で同社としては最大規模となる無印良品店舗を3月20日にオープンさせることを明らかにした。2017年7月の阪急百貨店堺北花田店撤退に伴うイオンモール堺北花田リニューアルの一環で、無印良品の既存店を売り場面積約10倍に拡張し、移転開業する。
【こちらも】良品計画、地道な商品開発と店舗運営で2020年度の営業収益5000億円目指す
新店舗の売り場面積は3,931平方メートル。飲食業態の「Café&Meal MUJI」、フードコートを含めると4,300平方メートルを超し、無印良品の店舗としては世界最大になる。イオンモール堺北花田にある既存店の400平方メートルから大幅に増床し、阪急百貨店があったウエストモールゾーンの1階に入る。
無印良品としては初となる食をテーマにした大型専門売り場が核となり、南大阪産など産地直送の朝採れ野菜、精肉、岸和田、泉佐野両漁港直送の鮮魚などを取り扱う。ヨーグルトは原料を関西産の牛乳に限定し、店内で製造する。対面販売型カウンターを設置、食の専門販売員「フードコンシェルジュ」が客と交流しながら、食品加工するサービスも設ける。
食品雑貨では、オリジナルの出汁、乾物、調味料、乾燥野菜、発酵食品など新たに約30種類をそろえる。いずれも安くて安心という無印良品のコンセプトに基づいて開発された。フードコートは全48席。手作り総菜やジュースなど購入した商品をその場で楽しめる。さらに、旬の素材のおすすめ調理法を地元のシェフが教える料理教室など、各種イベントも順次開催する計画。
このほか、来店者の暮らしの相談に応じる専用カウンター「MUJI SUPPORT」を店内に設け、部屋作りやオーダー家具、各種取り付け施工サービスなどの悩みに対応する。困りごと相談だけでなく、それを解決する知恵やスキルも集め、サービスの充実を図る。
イオンモール堺北花田は2017年春から店舗の大規模リニューアルを進め、これまでの第1期、第2期で新規30店を含めて計69店のリニューアルを実施した。無印良品の増床は第3期リニューアルの一環で、他に新規出店12店などが予定されている。これにより、店内の半数以上に当たる96店が刷新される。(高田泰)