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2018.11.21

50・60代の「メルカリ」利用、出品1位はレコード 購入1位はゴルフ用品


「メルカリ」の累計流通額推移。(画像: メルカリの発表資料より)

 

 メルカリは20日、フリマアプリ「メルカリ」を利用する50・60代の利用動向に関する調査結果を発表した。子供用品など生活用品を売買する20・30代に対して、50・60代は美術品やスポーツ用品、趣味に関わるものが多く出品されているという。

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■出品カテゴリーランキング(50・60代)

 1位 レコード 、2位 美術品、3位 ゴルフ、4位 テニス、5位 アンティーク/コレクション
 (20・30代、1位 おむつ/トイレ/バス、2位 授乳/食事、3位 男の子用ベビー服~95cm)

■購入カテゴリーランキング(50・60代)

 1位 ゴルフ、2位 美術品、3位 オートバイアクセサリー、4位 ペット用品、5位 カーテン/ブラインド
 (20・30代、1位 授乳/食事、2位 おむつ/トイレ/バス、3位 外出/移動用品)

 なお出品したものが購入される割合は「50・60代女性」が最も高く40.33%。これは7日に「みんなのかくれ資産調査委員会」が発表した「60代以上の女性が最もかくれ資産を保有している」という結果を裏付けるものになったという。

 メルカリは19日、フリマアプリ「メルカリ」がサービス開始から5年で累計流通額1兆円を突破したことも発表している。国内では7,500万ダウンロード、利用者数月間1,100万人を超え、サービスは順調に拡大を続けている。

 一方でメルカリは8月、上場後初の決算において巨額赤字を計上。内訳は海外事業と新規事業への先行投資によるものだが、本業のフリマアプリが好調なことから山田進太郎会長は「成長事業への先行投資はさらに拡大する可能性がある」と強気な姿勢を表明している。

 赤字拡大により株価も急落しているメルカリ。50・60代にも浸透しつつあるなど国内のフリマ事業は好調なだけに、挑戦者として臨む「海外事業」や決済サービスのメルペイを始めとする「新規事業」の行方に今後も注視をしていきたい。

 

 

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