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2018.10.27
バブル時代の絶頂気分などを味で再現のチョコレート NECらがAI活用し開発
あの頃は CHOCOLATE・単品(画像: NECの発表資料より)
NECは25日、チョコレート専門店のダンデライオン・チョコレート・ジャパンと共に、かつての時代の雰囲気をその味で再現したチョコレートをAI活用のうえで開発したと発表。「あの頃は CHOCOLATE」という名で販売され、人類初の月面着陸味や魅惑のバブル絶頂味などが味わえる。
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味の再現にはこれまで社会の様相を反映してきた新聞記事を活用した。開発にあたってはまずNECのデータサイエンティストにより、新聞1面記事のテキストデータから、約600語の代表的な頻出単語に甘味や苦味などチェコレートの味覚指標を付与した学習データが作成された。
学習データと大量のテキストデータはNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」を用いたプラットフォームに投入され、過去約60年分の新聞記事に載っていた単語約13万8,000語の味をAIが推定。
推定した全単語の味で各年の記事を分析し、その年の雰囲気を表現する味覚指標のレーダチャートを作ってさらにそこから特に印象的な5つの年を選んだ。そしてそのレーダーチャートをレシピにダンデライオンのチョコレートメーカーが5種のチョコレートを開発したのである。
開発されたのは「1969 人類初の月面着陸味」「1974 オイルショックの混迷味」「1987 魅惑のバブル絶頂味」「1991 絶望のバブル崩壊味」「2017 イノベーションの夜明け味」。価格は単品で税込1,620円、5種が詰まったアソートボックスで税込3,240円だ。
商品はダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前、ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店、ダンデライオン・チョコレート オンラインストアで取り扱っている。
商品引き渡し期間は12月21日から2019年2月14日まで、予約の受付はダンデライオン・チョコレート オンラインストアで10月25日より開始される。在庫がなくなり次第、販売終了となる。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)