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2018.06.01

JR西日本初の駅ソト商業施設「吹田グリーンプレイス」、10月に2期開業


吹田グリーンプレイス2期事業の完成イメージ(JR西日本大阪開発発表資料より)

 

 JR西日本グループのJR西日本大阪開発がグループ初の駅ソト商業施設として開業した大阪府吹田市片山町の「吹田グリーンプレイス」が10月、2期開業する見通しとなった。第1期開発で完成し、営業している施設の南側に、衣料品販売のユニクロ、メガネ販売の眼鏡市場など合計6店舗が登場する。

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 第2期開発で新たに出店するのはユニクロ、眼鏡市場のほか、靴販売のABCマート、フォトスタジオのスタジオキャラット、自転車販売のサイクルベースあさひ、ペットショップのペテモ。約4,000平方メートルの敷地に鉄骨一部鉄筋コンクリート2階建て延べ約3,500平方メートルの施設を新設、各階に3店舗ずつ入居する。JR西日本大阪開発は近隣エリアの外から集客できる人気店を選んだとしている。

 第1期開発で誕生した延べ約5,500平方メートルの施設の南側で、JR吹田駅寄りの位置になる。第2期開発が完成すれば、吹田グリーンプレイス自体の延べ床面積は約9,000平方メートルに広がり、入居店舗も27店に増える。

 吹田グリーンプレイスはJR吹田駅から歩いて10分のJR西日本社宅跡地を再開発し、2016年6月に第1期が開業した。約1万6,000平方メートルの敷地に大小11棟の施設が点在する構成で、花や樹木を多数取り入れ、敷地外から駐車場を見えにくくするなど、景観にも配慮している。

 ライバルである阪急阪神グループのスーパー・阪急オアシスをグループとして初めて誘致したのも特徴。高級感で人気が高い阪急オアシスを核店舗として集客に活用、開業から2年で対前年比2割増の売り上げを達成しているという。

 JR西日本は長く、駅ナカで商業施設を整備してきたが、駅ナカは新たな出店場所が限られるうえ、JR大阪駅に開業した百貨店やコンビニエンスストアが当初、苦戦していた。このため、グループ全体の業績向上に向けて流通業の強化を目指し、吹田グリーンプレイスで初めて駅ソトに商業施設をオープンした。遊休地の有効活用という狙いも併せ持つ。(高田泰)

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