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2017.12.01

マレーシアの三井アウトレットパーク、増床で同国最大規模に


三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港セパンの外観と、リバーウォークのイメージ(三井不動産発表資料より)

 

 マレーシアのクアラルンプール国際空港敷地内で営業している「三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港セパン」が増床により、新たに約70店が15日から順次、オープンすることになった。同アウトレットパークの第2期事業で、グランドオープンは2018年2月上旬の予定。これで総店舗数が約200に達し、マレーシア国内で最大規模のアウトレットモールに生まれ変わる。

 

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 同アウトレットパークは2015年5月の開業。セランゴール州セパンのクアラルンプール国際空港の敷地内にあり、クアラルンプール市内から車で50分の場所に位置している。

 

 3期に分けて事業を進めており、今回の増床が第2期。敷地面積は第3期事業分まで含めた全体で約17万8900平方メートル。第1期事業完成時点の店舗数は約130店だったが、第2期事業の増床で約200店になった。

 

 第3期事業の増床は2021年になる見通しで、増床後は約250店が入居して東南アジアで最大級のアウトレットパークになる。

 

 今回の増床では、マレーシアのアウトレットパーク初出店となる10店舗を含め、幅広いジャンルの店舗が出店する。「G-SHOCK」など日本のブランドをはじめ、資生堂がプロデュースして東南アジアで初出店する「ビューティ・ラボ」、「ザ・ノース・フェイス」などスポーツブランド、多数の地元人気ブランドが順次オープンする。

 

 第2期の環境デザインは南国リゾートを前面に打ち出した第1期のイメージを踏襲、大空に浮かぶ雲を想定した「スカイウォーク」、涼しげな川の流れをイメージした「リバーウォーク」、川と森をつなぐ「フォレストウォーク」という3つの回遊路を設ける。

 

 三井不動産グループは海外事業を成長分野の1つと位置づけ、これまでにマレーシアのほか、中国、台湾でアウトレットパークを開業してきた。今後は2018年の「三井アウトレットパーク台湾台中港(仮称)」をはじめ、中国、台湾、マレーシアで2021年までに合計4カ所のアウトレットパークやショッピングパークららぽーとを開設する。(高田泰)

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