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2019.01.30

コーセー「ヴィセ」、AIが写真1枚からパーソナルカラー判定し商品提案


「パソカラ」の画面イメージ。(画像:コーセー発表資料より)

 

 コーセーは30日、同社が展開する化粧品ブランド「Visée」(以下、ヴィセ)の特設ページにて、AIを活用したパーソナルカラー診断サービス「パソカラ」を開始したことを発表した。「パソカラ」はヴィセ誕生25周年記念企画として行われるが、AIを活用したパーソナルカラー診断サービスは、日本初の試みという。

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 ヴィセは、流行に敏感な10代から20代の女性をターゲットにしたメイクアップブランドだ。1994年1月に誕生し、2019年1月に誕生25周年を迎えたが、パーソナルカラー判定サービス「パソカラ」は、誕生25周年企画の第1弾として発表された。AIによるパーソナルカラー診断サービスは、デジタルマーケティングなどを主な事業とするデジタルガレージと、パーソナルカラー診断やコンテンツ企画等に実績を持つStyle Works(スタイルワークス)との協業で開発した。

 好みや価値観が多様化する中、近年、消費者は「自分に合ったモノやサービス」を好む傾向が強まっており、ファッション、美容、健康などの分野においては、おすすめ商品を紹介するといった「パーソナライズサービス」が注目されていた。このような背景のもと、化粧品各社も「パーソナルカラー診断」をサービスとして提供してきたが、従来の「パーソナル診断」は、目の形や肌の色などのパーツの特徴を利用者が自ら入力し、その回答をもとに診断を行っていた。このため、「入力に手間がかかる」「主観的なデータによる診断のため正しい結果が導きにくい」などの課題があったという。

 今回コーセーが開始した「パソカラ」は、スマホで自分の顔を撮影し、取り込むことでパーソナルカラーを数秒で診断するため、手間がかからず客観的な診断が可能だ。また、客観的なデータによる診断結果をもとに「おすすめの商品」を紹介するため、今まで手にしなかった商品を新たに手にしてもらうなど、機会創出にもつながる。化粧品各社が「パーソナライズサービス」への取り組み強化が求められる中、今後もAIを活用した様々なサービスの登場が期待される。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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