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2019.04.09
なぜこんまりはアメリカでヒットしたのか – ローカライズの秘訣
アメリカで今一番ホットな日本人はおそらく、片付けコンサルタントの近藤麻理恵(アメリカではKonMariの愛称で知られる)氏ではないだろうか。
2019年1月にアメリカの動画ストリーミングサービスNetflixで「Tidying Up With Marie Kondo」(邦題「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」)が世界190カ国で配信されてから、彼女の活躍はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
アメリカのコミュニティ向けサービスを行う非営利団体のGoodWillでは、いらなくなった物や服の寄付を受け付けている。彼ら曰く、このリアリティーショーをみてきた客が増えているという。片付けして不要になった衣類が寄付され、通常より40%増加したそうだ。
さらに最近では近藤氏が40億ドルの資金調達をしているということがニュースがあり、Eコマースへの拡大が予測されるなどさらなる活躍が期待されている。
彼女はなぜここまで広がることができたのか。
(画像はNetflix公式ページより転載)
もちろん彼女の片付けコンサル手法であるこんまりメソッドが多くの困りごとを解決する優れた商品だったのだろうが、この社会現象を紐解くと彼女が(主にアメリカで)成功するまでに様々なローカライゼーションを行っていたことがわかった。