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2021.05.11
シリコンバレーの未来と日本企業への影響
変化の激しいシリコンバレーでも、ここ1年間ほどの変化は、これまででも最大級だったのではないだろうか、と個人的に感じる。
というのも、2010年ぐらいから2020年の初頭までの10年間は、多くの方々が日本からこの地を訪れ、GAFAやユニコーンを “視察” していた。
同様に、シリコンバレーにオフィスを出したり、駐在員を派遣する日本企業も多く、”シリコンバレーバブル”が半端なかった。
パンデミックで全てが一変
それが、新型コロナウィルスの広がりで、大きく変化した。まるで時間が止まったように、訪問が激減した。
それだけではなく、リモートワークが基本になり、日本に戻られる駐在されていた方も少なくはなくはない。明らかに日本企業とシリコンバレーとの関係性に大きな変化が訪れた。
地元の企業に与えた影響
このパンデミックによる影響は、地元のテクノロジー系の企業やスタートアップにも少なからず出ている。
まず、オフィスにほとんど来なくてもよくなったために、リモートワークの仕組みが急激に進んだ。それまでも充実していたツールが、より一層充実し、時間に加え、場所的にも自由な働き方により拍車がかかった。
その一方で、シェアリングエコノミーやコワーキングスペースなど、リアルとテクノロジーをつなげるサービスが一気に苦戦を強いられた。それに伴ってレイオフも結構発生した。