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2020.09.24
ヒットサービスに重要なのは “革新的アイディア” ではない!?
「めっちゃ良いアイディアだね。今までにも同じようなの5回ぐらい聞いたことあるけど」
先日行われた起業家向けのメンタリングセッションで伝えた一言。画期的なアイディアだと思っても、すでに他の人も同じようなことを考えているケースは少なくない。
こんな感じで新規事業を考える際のアイディア出しに関してのアドバイスを聞かれることが多い。
特に、デザインスプリントなどのワークショップなどでは短時間に複数のアイディア出しをしなければならないので、行き詰まった際の打開策を知りたいという声も少なくない。
しかし、ぶっちゃけアイディア自体はあまり重要ではない。ヒットを生み出すにはアイディアよりも、もっと重要ないくつかのポイントがあるので紹介したい。
人気サービスの共通点
では、どのようなポイントがアイディアよりも重要になってくるのだろうか?現在世の中で多くのユーザーに利用されているサービスが作られてプロセスにはいくつかの共通点がある。
- 解決しようとしている課題がクリアになっている
- 課題解決に利用できるテクノロジーを理解している
- 課題に向き合いつつも必要に応じてピボットする勇気がある
- とりあえずリリースして徐々にクオリティーを高めていく
「一夜にして成功」しているような会社でも、実はかなり長い時間をかけて試行錯誤している事がわかる。
その証拠にAirbnbのファウンダーの一人は起業家に対して下記のようにアドバイスをしている。
“現在は順風満帆に思われる私たちですが、それまではすごく長い道のりでした。これから起業する人や今起業している人にアドバイスしたいのは、起業してビジネスをするというのはマラソンのようなものだということです。
一定のペースを保ち、長い目でゴールを見る。短期決戦というわけにはなかなかいきません。短いスパンで何かうまく行ったと思っても、続かないのです。逆に最初はうまく行かないと思っても、長期的なスパンで考えればその先に成功があるかもしれません。起業を短期的に捉えるのではなく自分たちのペースでやっていく、ということが大事だと思います。”