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2018.08.10

第13回のゲストはベイクルーズ古峯正佳さん SMART USENの「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」

USEN(東京、田村公正社長)が運営する音楽情報アプリSMART USENで配信中の「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」。ウェブメディア「ジュルナルクボッチ」の編集長/杉野服飾大学特任教授の久保雅裕氏が、ファッション業界で活躍するゲストを招き、普段はなかなか聞けない生の声をリスナーに届けるが、アパレルウェブでは、その模様をレポートとして一部紹介していく。第13回のゲストは、ベイクルーズ上席取締役副社長、古峯正佳氏。

 

<前略・イントロ>

 

久保:ご両親はファッション関係の仕事をしていましたか?

 

古峯:ずばりファッションはやってないのですけど、ただ両親とも、いわゆる流通業界なんです。父親が某マルアイマルアイと書くところで、母親が「松」が何となく見える百貨店。両方ともいわゆる流通業界で仕事をしていて、両親の親同士がもともと知り合いだったらしくて、それで結婚してって感じで、私が生まれたという。だからなんとなくそういうDNAは入っているのかもしれませんね。小学校の卒業式で普通、中学校の制服を着て卒業式に出るわけですよ。ただ、うちの母親は「着なくてもいい」と。「ズボンだけは着てもいいけど、上は違う物を着ろ」って。今も覚えているんですけど、「アディダス」の赤いスウェット着せられて、シャツはちゃんとしたドレスシャツというか、キレイなシャツを着せられて。中学のブレザーじゃなくて、一人だけその恰好をさせられたということがあったな~。

 

久保:超目立ちますね。

 

古峯:目立ちますね。集合写真撮っても、みんなネイビーのブレザーの制服を着ているのに、一人だけ赤いアディダスのスウェット着て、首からシャツ襟が出てみたいな奴が写っているんですよ。今思うとそんなことがありましたね。

 

久保:クラブ活動、部活動はやってたの?

 

古峯:僕はずっとサッカーを。

 

久保:だからサッカーネタで盛り上がるんだ。

 

古峯:そうです!盛り上がりますし、意外と今となっては仕事に繋がることも多くて、デザイナーさんでもサッカー好きな人もいっぱい居ますし、クリエイターでも好きな人が大勢居るので。サッカー好きのクリエイターの方と作品、商品を作って、エディフィスで販売させていただいたりとか。

 

久保:「パリ・サンジェルマン」ともやってましたよね?

 

古峯:やってます。それも、とあるデザイナーさんと共に協業してオリジナルを作って。サッカーがモチーフとか、サッカーがきっかけになって、ビジネスに繋がっていくというのも結構ありますね。

 

<中略・大学から公務員試験へ、そしてユニフォーム会社へ>

 

古峯:たまたまエディフィスは知っていて、洋服と家具を一緒に売っていたっていう20年前ではそんな店は無くて。いわゆる家具も「ミッドセンチュリーモダン」の1950年代アメリカでデザインムーブメントが起きた当時の家具たちが店頭の軒先で売られているわけですよ。その奥に面白い洋服があるっていうちょっと変わった店で、それが印象にすごく残っていて。まだそんなにパソコンも普及してない時でしたが、インターネットで検索してベイクルーズの求人募集あるのかなと思ったら募集していたので、「じゃあ行っちゃえって」という感じでしたね。

 

石田:そうやって興味を持ったら自らネットなりで調べて、応募してみようというその行動。「ああいいな」と思ってもその気持ちだけで素通りする人も多いと思うんですけど、そこでアクションを起こすということがすごく大事ですよね。

 

古峯:そうですね。シュートを打たないと点は入らない!

 

久保:入らない。もたもたボール回しているだけじゃ終わらないんだよね。

 

<中略・ビンテージ家具の話など>

 

久保:窪田さんというカリスマ経営者について。みみおさんの回にも佐々木会長の話を聞きましたけど、話せる範囲でいいんですけどね。どういう人なのでしょう。

 

古峯:簡単になかなか言葉は出ないんですけど、まあ事業意欲が高いというか、これだと思ったものは意地でも形にしたいというか、そういう気質のある方ですね。それで、意外と形になっちゃうと飽きちゃったりするんですけど。そこまでのパワーは半端ないですね。それはもうお店の作り方、そこに置く商品のあり方、そこに立つお店の方まで、グーっと集中して物事を考えていく。

 

久保:こだわりという言い方をしちゃうと、すごく平凡なんですけど、たぶん出来上がったお店をみて、「これはこうじゃないだろう、こうだろう」と思うと、作り変えちゃうとか。

 

古峯:しちゃいますね。(笑)

 

<中略・ラクラス社長解任の話、社内ベンチャーの話、これからの仕事>

石田:これからファッション業界を目指す若い方にメッセージを頂けますでしょうか。

 

古峯:この仕事を20年やってきて、洋服を着ることによって人生が変わったという人も多く見てきました。そうやって人生に関われる仕事ってやっぱり素晴らしいなって、この歳になってすごく思うという事と、我々ベイクルーズが生み出した価値で人々の人生に彩りを与えていきたいなと思っていて。とかくこの業界に対しては、ちょっとネガティブなイメージを持たれる若い人も居るんですけど、やっぱり人の人生にそんな影響を与えられることって、普通の仕事してたらあんまり無いと思うんですよね。だからそんな素晴らしい仕事だと思うので、悲観せずにトライしてほしいと。欲を言えば我々ベイクルーズグループの門を叩いてもらって、一緒に新しい価値を作り上げていく仲間が増えてくれるとすごく素晴らしいなぁなんていう風に思っています。

 

久保:なるほど。今日は人事の方も来ていますから、超リップサービス。(笑)

 

古峯:そうですね。リップサービスですね。(笑)

 

<後略・エディフィス店長時代にやっちゃった時効すれすれの危ない話>

詳細は、SMART USENでお聴きください。

 

 

▼公開情報
USENの音楽情報サイト「encore(アンコール)」
http://e.usen.com/

SMART USENの「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」、第13回のゲストはベイクルーズの古峯正佳さん

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