PICK UP

2014.02.28

NYコレクションでレベッカミンコフが活用したSNS「Keek」が気になる

 2014年も明け、1月のニューヨークはメンズマーケットやリテール系のカンファレンスなど新年早々から大忙し。 気づけば慌ただしく2月となり、極寒の気温と例年にない降雪の中、2014年秋冬を発表するニューヨークコレクションが開催されました。

 

 ニューヨークコレクションが開催される2月と9月は、ストアのオープニングやコレクションを記念したパーティなどイベントが催され、この時期はファッションブランドも様々な形でソーシャルメディアを中心にデジタルマーケティングを行います。 

 

 これまでのファッションウィークの傾向を思い返すと、2010年春にAppleよりiPadが発売された9月のコレクション会場では、多くの招待客がデジカメよりもiPadでランウェイの写真を撮影するのを見かけました。そしてこの2年ほどはinstagram (インスタグラム)や vine(ヴァイン)の登場により、iPhoneなどのスマーフォフォンへとシフトしていったのは日本でコレクション速報を追って下さっている方々にも感じられたことだと思います。

 

 今季のファッションウィークでは、常にテクノロジーのトレンドにも敏感なニューヨーク発のグローバルライフスタイルブランド「Rebecca Minkoff(レベッカミンコフ)」が、ビデオを使ったソーシャルネットワークサービスの「Keek(キーク)」を活用。レベッカミンコフの2014年秋冬コレクションのランウェイが行われた2月7日の数日前から、コレクションの発表を準備する舞台裏を毎日キーク(映像発信)しました。レベッカ・ミンンコフが発信したこれらの映像は、キークのアプリ、そしてブラウザ上でも観ることができます。

 こちらの映像では、デザイナーのレベッカ・ミンコフがこれから1週間コレクションの発表へ向けて、その舞台裏をキークで紹介していくというメッセージをファンへ向けて発信しています。

 2011年に創設されたビデオを使ったソーシャルネットワークサービスの「キーク」。アップされている映像はもちろん、キークのアプリから、instagram、twitter、facebook、tumblr、google+、Eメール、そして驚く事に、日本のソーシャルネットワークサービス「LINE」へもシェアが可能。LINEへとシェアできるのは、これまでなかなか海外のアプリでは見たことがないため驚きました。

 

 レベッカミンコフと言えば、2014年春夏コレクションの発表の際、「Snapchat(スナップチャット)」のサービスを活用。ランウェイの直前に、コレクションのルックを先行してフォロワーやファンへ向けてシェアするという取り組みも行っています。

 ビデオを使ったソーシャルネットワークですと、既にvineや instagramがあります。その中で、どうしてすでにオフィシャルアカウントを持っているそれらのツールを利用しないのかと思ってしまいがちですが、面白そうなSNSがあれば、ブランドのファンがそのSNSを使っているのか、そこで発信する情報にファンたちは共感してくれるのか、話題性というだけでなく、まずは使ってみて感触を見てみるのが一番なのです。

 

 現時点でそれほど多くのファッション業界の方々がキークを活用している感じはしません。またレベッカミンコフも来シーズンもこのキークを使って、ブランドの情報を発信して行くのかも今のところは分かりません。

 

 vineとも違った、キークの36秒間というYouTubeにも近いこのサービスが、9月に行われる2015年春夏のニューヨークコレクションで、多くのブランドが活用するSNSとして注目されているのか....。引き続きその成長を追ってみたいと思います。

 

Rebecca Minkoff 
Official Website: http://www.rebeccaminkoff.com/
日本公式サイト: http://rebeccaminkoff.jp/
Keek: https://www.keek.com/RebeccaMinkoff


 

RINA  

R I N A

90年代の米国がネットバブルだった頃に米国にて日本向けのファッションポータル事業にコンサルタントとして関わる。

 

以降、「ファッション」と「インターネット」上で行われるビジネスを中心とした事業に15年ほど携わり、Web製作やディレクション、ビジネスのコンサルタントを行う。現在は米国のファッション事情やトレンド、ファッションとIT関連を中心とした執筆、今までの経験と知識を活かしビジネスサポートも行っている。

アパレルウェブ ブログ
■ お仕事のご依頼
取材/記事執筆、マーケティングリサーチ、コンサルティング、その他お問い合わせ、ご相談はこちらから。

メールマガジン登録