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2014.03.26
知っておきたい!オンライン上で最も革新的なファッションブランド
「FASHION 2.0 AWARD」ってみなさんご存知ですか?「FASHION 2.0 AWARD」は、2010年にStyle Coalition(スタイルコーリーション)が設立した賞で、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)といったオンライン上でのコミュニケーション戦略や、映像を使ったデジタルメディア、最も優秀と思われるEコマース、注目しておきたいスタートアップ企業など最も革新的なファッションブランドを一般の投票によって決定する賞なのです。
3月上旬にノミネートブランドが発表され、同月20日にはファッションデザイナーのZac Posen(ザック・ポーゼン)や、トップモデルのCoco Rocha(ココ・ロシャ)、司会にはRobert Verdi(ロバート・ヴェルディ)を迎え、2014年度の受賞ブランドがニューヨークで発表となりました。
こちらはココ・ロシャがコントリビューターとして活躍するPCマガジンのにアワードのYouTube映像になります。
2014 FASHION 2.0 AWARD
- BEST TWITTER – Marc Jacobs @marcjacobsItl , https://twitter.com/Marcjacobsintl
- BEST FACEBOOK – ASOS , http://www.facebook.com/asos
- BEST INSTAGRAM – Marc Jacobs , http://www.instagram/marcjacobsItl
- BEST PINTEREST – Nordstrom , http://www.pinterest.com/nordstrom
- BEST E-COMMERCE EXPERIENCE – Net-A-Porter , http://www.net-a-porter.com
- BEST ONLINE VIDEO – Chanel “Once Upon A Time…” by Karl Lagerfeld
- BEST ONLINE CAMPAIGN – DKNYdraft by DKNY
- BEST FASHION STARTUP – Acustom Apparel http://acustom.com/
- BEST WEARABLE TECH – Nike Fuel Band , http://www.nike.com/FuelBand
- TOP INNOVATOR – ASOS , http://www.asos.com/
今年は instagram(インスタグラム)が新たに賞に加わっており、Free People(フリーピープル)、 Nasty Gal(ナスティギャル)、Rebecca Minkoff(レベッカミンコフ)、Zac Posen(ザックポーゼン)などのノミネートブランドに勝ち、「 Marc Jacobs (マークジェイコブス)」が受賞しています。ちなみに今回授賞式でキースピーカーを務めたザック・ポーゼンですが、ファッションデザイナーとしての一面はもちろん、プロ顔負けの料理をインスタグラムを通じて披露していますので、みなさんも是非 @zac_posen をフォローしてみて下さいね。
私が毎日活用するPinterest(ピンタレスト)では、百貨店の「Nordstrom(ノードストロム)」が受賞。以前ブログでも書きましたが、ノードストロムではピンタレスト上で話題になっている情報をオフラインであるストアでも活用。例えば最もピンされている商品などこのようにストアの商品にピンタレストのマークを付けてオンラインでの情報を活用しているのです。
既に市場で注目がされているウェアラブルテクノロジーの部門も今回追加されたカテゴリーのひとつ。「Cuff」「Google Glass」「Jawbone UP」「Nike+ Fuel Band」「Pebble Steel」がノミネートされ、米国でも一部の人のみが体験という形で購入出来る Google Glass を差し置き、 ナイキの「 Nike+ Fuel Band 」が受賞しました。
ベストスタートアップ企業賞では「Acustom Apparel(アカスタムアパレル)」が受賞。 Acustom Apparel では、3Dのボディースキャン技術を使い、お客様それぞれの体系を合ったカスタムメイドのワードローブを買うことが出来ます。
The Acustom Experience from Acustom on Vimeo.
カスタムスーツのサービスというと、カナダ発の「Indochino(インドチーノ)」を思い出しますが、アカスタムアパレルはオンラインショップではなく、ニューヨークのSOHOにあるストアでその技術を使いメイド・トゥ・メジャーのサービスが提供しています。(※インドチーノもこれまでに米国でポップアップショップという形でオフラインでもサービスは提供している。)
先日伊勢丹新宿店メンズ館5階に新たなメイド・トゥ・メジャーの売り場が展開されたという記事を読みました。そんな動きを耳にするとファッションの最先端を行く東京、そしてニューヨークでの新たな形でのメイド・トゥ・メジャーの提供の仕方がますます気になりますね。
R I N A 90年代の米国がネットバブルだった頃に米国にて日本向けのファッションポータル事業にコンサルタントとして関わる。
以降、「ファッション」と「インターネット」上で行われるビジネスを中心とした事業に15年ほど携わり、Web製作やディレクション、ビジネスのコンサルタントを行う。現在は米国のファッション事情やトレンド、ファッションとIT関連を中心とした執筆、今までの経験と知識を活かしビジネスサポートも行っている。
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