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2022.07.23

「プラダ」の世界巡回型ミュージックイベント「PRADA EXTENDS」東京で開催

 「プラダ」が2022年7月21日(木)に世界巡回型のミュージックイベント「PRADA EXTENDS TOKYO」を東京で開催。このイベントは世界各地の文化、音楽、そして世界中の有名アーティストをつなぐクリエイティブなコミュニティを称えるイベントで、2021 年 11 月に英ロンドンでスタートしたもの。

 

 東京は第2回目の開催地となり、ロンドンと同様に「プラダ」のコラボレーターであるイギリス生まれカナダ育ちのエレクトロニック・ミュージシャン、リッチー・ホウティン(Richie Hawtin 別名義 Plastikman)がキュレーションし、渋谷の「プラダ MIYASHITA PARK 店」でトークショーを、天王洲アイルの寺田倉庫で大型パーティーを開催した。

 
テクノの帝王リッチー・ホウティンがキュレート

 トークイベントでは、リッチー・ホウティンとライブストリーミングスタジオDOMMUNEの宇川直宏が音楽・現代トピックについてトークを行い、その様子はオンラインで視聴することができる。
 
 パーティーでは、リッチーがキュレートしたクリエーターが集結。韓国のプロデューサー、ビートメーカー、アーティストのLionclad、東京在住のアーティスト machìna、日本のエレクトロニック・ミュージシャンでプロデューサーの YuriUrano というラインアップによるライブショーを開催。リッチー・ホゥティンは Kaoru Tanaka(パフォーマンスはManami Sakamoto)、Lionclad は Ken-Ichi KAWAMURA、machìna は Shohei Fujimoto、Yuri Urano はManami Sakamoto と、それぞれ日本を拠点に活躍するビジュアルアーティストとペアを組みパフォーマンスを行なった。

 

  • Richie Hawtin

  • LIONCLAD

  • LIONCLAD

  • LIONCLAD

  • LIONCLAD

  • MACHINA

  • MACHINA

  • MACHINA

  • MACHINA

  • MACHINA

  • YURI URANO と MANAMI SAKAMOTO

  • YURI URANO と MANAMI SAKAMOTO

東京の今を代表するセレブリティーが来場

  • 永野芽郁(左)坂口健太郎(右)

  • 水川あさみ

  • 永野芽郁

  • 三浦翔平

  • 北村匠海

  • 森星

  • トリンドル 玲奈

  • SKY-HI_

  • MIYAVI

  • 山田優

  • .石井杏奈

  • 朝比奈彩

  • UTA

  • WILYWNKA

  • 柳俊太郎

  • 上杉柊平

  • keimio

  • 高橋らら

  • 大平修蔵

  • 詩羽

  • RICHIE HAWTIN

 寺田倉庫で行ったパーティーには東京の今を代表するセレブリティーが来場。同ブランドのアンバサダーを務める水川あさみ、永野芽郁、坂口健太郎に加え、三浦翔平、北村匠海、森星、トリンドル玲奈、SKY-HI、MIYAVを初め、音楽、芸能、ファッション、デザイン界のビッグネームが華を添えた。
 

「ファッションも音楽も人を特別な場所に連れていくもの」

 トークイベントの前に、リッチーは記者会見に現れ様々な質問に真摯に答えた。25年にわたり来日し、日本酒ソムリエの資格を持つリッチー。2年半ぶりの日本について「まだ日本には外国人も少なくとても静か。スペースを持ってゆったりと日本の美について楽しむことができた」と言い、「他の多くの人たちより早く日本に来ることができてラッキーだった」と笑顔を見せた。

 今回の取り組みについて「ダンスフロアというのは、色々な人たちが新しいことを生み出す場所。今回も色々なアーティストに集って、刺激やアイディアを交換して切磋琢磨して欲しい」とし、「様々な感覚を繋ぐことに興味を持っており、それは人生を探究すること」と持論を示した。ファッションや音楽については「特別な場所に連れていくもの」とし、ファッションを着た時や音楽を聞いた時に体験する刺激を共通点としてあげた。

 
 パンデミック時に「プラダ」のファッションショーのサウンドトラックを作曲したリッチー。そもそもリッチーと同ブランドの共同クリエイティブ・ディレクターであるラフ・シモンズの出会いは、20年以上前だという。リッチーがPlastikman名義で活動していた頃、クラブで5-6時間に及ぶプレイをした時に最後まで踊っていたのがラフだったという。そして「プラダ」との取り組みは、20数年ぶりのラフからの電話から始まり、逡巡の結果引き受けたという。そして「プラダ」について「プラダの魅力はミニマル。ミニマルとは、あるべきものが全てある、少なすぎず多すぎずちょうどいい状態」と説明した。
 

 

 
 リッチー・ホゥティンの視点で撮影したドキュメンタリーは、8月初旬にプラダの公式 YouTube チャンネルとprada.comで公開予定。「プラダ MIYASHITA PARK 店」で開催したトークイベントは、ライヴストリーミングスタジオ「DOMMUNE」の公式ウェブサイトで視聴できる。

 

取材・文:山中健

Courtesy of PRADA

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