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2016.04.27
NYにも駅ナカが登場!ハブ駅コロンバスサークルの「ターンスタイル」に注目
日本では駅の構内にショップやカフェなどの飲食店があるのはよくある話ですよね。しかしニューヨークは東京と同じような都会であるにも関わらず、グランドセントラルなどの一部には駅ナカショップが以前からあるものの、今回ようやくその駅ナカの存在の可能性が注目されてきたように思えます 。
4月19日にマンハッタンのコロンバスサークル駅内にオープンした「ターンスタイル(TURNSTYLE)」。コロンバスサークルの駅はアッパーウエストサイドのセントラルパークの始まりに位置し、赤や青、オレンジの地下鉄の路線やバスの発着もいくつかあり、マンハッタンの中でも大きなハブとなる駅のひとつです。
コロンバスサークルの駅といえば、タイムワーナーセンターを思い出す人も多いでしょう。このビルには「ジェイ クルー(J.CREW)」を始め、コスメチェーンの 「セフォラ(Sephora)」や、「H&M」、「コーチ(COACH)」や「マイケル コース(MICHAEL KORS)」などの有名ブランド、キッチン雑貨の 「ウィリアムズ ソノマ(Williams Sonoma)」などリテールが多数出店し、地下フロアにはオーガニックスーパーの「ホール フーズ マーケット(WHOLE FOODS MARKET)」もあります。またビルの4階にはレストラン街もあり、特に「ポーターハウス(PORTER HOUSE)」で頂けるステーキは絶品で、窓側の席に座れればセントラルパークが一望できるという素晴らしい体験ができます。
タイムワーナーセンター横の駅入り口から構内に入ると直ぐに「ターンスタイル」があります。なんら新宿の駅地下道と変わらない雰囲気です。
ニューヨークで数多くあるアーティサナル(職人技の)なドーナッツ屋さんからは「ドーナッテリー(Doughnuttery)」が出店。ヘルスコンシャスな人にはコールドプレスジュースの「プレスド ジューサリー(Pressed Juicery)」や「エラリーズ グリーン(Ellary’s Greens)」、ベジタリアンやヴィーガンの方には「ブラッサム ドゥ ジュール(blossom du jour)」。そんなんじゃなくてガッツリ何か食べたいよ!という人には飲茶の「ヨンカン ストリート(YONG KANG STREET)」やグリルドチーズサンドの「メルトクラフト(MELTKRAFT)」もオススメ。コンビニと同じくらいどこでも見かけるスターバックスはもちろん、スウェーデンの伝統からインスパイアされたカフェ「フィカ(FIKA)」もあり、ユニークなところではボリビア料理の「ボリビアン ラマ パーティー(BOLIVIAN LLAMA PARTY)」も注目です。
飲食店の一部ではテーブル席を少し設けているお店もありますが、「ターンスタイル」の通路の中央にはこうした立ち食いできるテーブルエリアが設けられているので、買ってサクッと食べたいという時にも便利です。
リテールの中で気になったのは「Spectre & Co.」。こちらはニューヨーク発のメンズウエアブランドで、今回の「ターンスタイル」出店は、ブランド初のブリック&モルタル。これまでオンラインを中心にチェルシーマーケットでポップアップショップを行っていたようですが、今回晴れてストアのオープンです。
デザインにフォーカスを置いた雑貨類を中心に、オンラインリテールとして注目を集めてきた「FAB.com」がオンラインからオフラインの場へ。
そして日本の帽子ブランド「アース(ARTH)」も出店しています。こちらのブランドは日本ですと、新宿タカシマヤタイムズスクエアやアトレ恵比寿にショップを持ち、米国ではソーホーにもショップがあります。
グランドセントラルの駅構内と違い、個性豊かなショップが集まる「ターンスタイル」。中には3ヶ月限定でポップアップショップという形で出店している犬の服や雑貨を売る「DOG & Co.」も。ストアのウィンドウにはブランドの名前よりも大きくハッシュタグが描かれているのがユニークです。
これだけお店が集まっているとお土産に良いものはないのか?という事になりますよね。もちろん、あります!ひとつはラルフローレンの愛娘が創業した「ディランズ・キャンディーバー(Dylan’s Candy Bar)」。
子供はもちろん、大人もなんだかテンションがあがるこのキャンディーストアでオススメなのが、コーヒー豆にチョコレートをコーティングしたお菓子。
コーヒーの紙コップに入って、ちゃんと蓋まで付いているのが可愛いく、男性がもらっても女性がもらっても喜んでもらえるのではないでしょうか?
またヘルシー志向のお土産ならば「Nutbox(ナッツボックス)」へ。袋入りで買えるナッツ類やドライフルーツ、またスパイスなどが買えます。
コロンバスサークルというハブとなる駅にオープンした「ターンスタイル」には、飲食を中心としたお店が30店以上出店。まだオープン間もないので、一部のお店は未だComing Soonとなっていますが、毎日若い人から年配、様々なライフスタイルを持つ人が多く行き交う駅ですから、幅広い年齢層そしてニューヨークを訪れる観光客にも喜ばれるお店のセレクションを行うのがゴールだった印象を受けました。皆様も機会があれば是非訪れてみて下さい。
■TURNSTYLE http://www.turn-style.com
R I N A 90年代の米国がネットバブルだった頃に米国にて日本向けのファッションポータル事業にコンサルタントとして関わる。
以降、「ファッション」と「インターネット」上で行われるビジネスを中心とした事業に15年ほど携わり、Web製作やディレクション、ビジネスのコンサルタントを行う。現在は米国のファッション事情やトレンド、ファッションとIT関連を中心とした執筆、今までの経験と知識を活かしビジネスサポートも行っている。
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