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2019.08.07
【注目ブランドをピックアップ】海外勢は約8割に 世界の展示会カレンダーに足並み揃えた「プレイタイム東京」2020春夏展
取材・文:戸田美子
仏パリ発ベビー・こどもブランドの合同展示会「プレイタイム東京」2020春夏コレクションが7月31日(水)~8月2日(金)、東京・恵比寿「EBiS303」で開かれ、約60ブランドが参加した。今回は全出展者数の約8割が海外勢となり、“インターナショナルな展示会”というプレイタイム東京のコンセプトをより強く打ち出した。また今回の春夏展は、海外の展示会スケジュールに合わせ、従来の8月開催から約1カ月前倒して開催した(プレイタイムパリは6月29日~7月1日開催)。「海外で発表したコレクションやプレゼンテーションの鮮度を保ったまま東京で紹介したい」という狙いがあるという。会期中は、出展ブランドによるポップアップショップや、親子向けのヨガのワークショップなども実施した。
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トレンド提案を行うトレンドスペース
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トレンド提案を行うトレンドスペース
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ヨガのワークショップも
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出展ブランドによるポップアップショップも前回2月展に続き実施
香港発・シンプルシックなサステナブルブランド
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デザイナーのロザリー・ロウ(Rosalie Lo)。ブランドのロゴは日本の折り鶴をイメージしている
香港から参加した「ザ ペーパー クレーン コー(THE PAPER CRANE CO)」は今年デビューした女児向けブランド。サステナブルであることをブランド哲学に掲げ、すべての商品をGOTS認証のオーガニックコットン100%で製作。子どものデリケートな肌のためにOEKO-TEX認証を取得した環境に優しい染料のみ使用している。
ミニマルなデザインとシックなカラーを取り入れたコレクションは、2ウェイやリバーシブルで着られるアイテムが多い。お金をかけずに子どもにおしゃれをさせたいという両親の思いに応えるだけでなく、着用する子ども自身にも、幼少時からサステナブルであることの大切さを伝えたいという。価格帯は上代で約45~70米ドルと値ごろ感があるのも魅力だ。香港では子供向けのビジネスショーが少ないこともあり、プレイタイム東京を初コレクション披露の場に選んだ。
「THE PAPER CRANE CO」フェイスブック
https://www.facebook.com/thepapercraneco/
セレブキッズたちも愛用 米カリフォルニア発「エンジェル ディア」
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肌触りのよいガーゼ素材のドレス
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独創的なプリント柄が並ぶ
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人気のナップブランケット
米カリフォルニア発のキッズ&ベビー向けブランド「エンジェル ディア」は、天然素材や天然染料で仕上げたアイテムが主力。人気のナップブランケットは、さまざまな動物をモチーフにしたデザインともちもちとした肌触りのよさが魅力で、米セレブキッズたちの間でも愛用者が多い。
2018年2月展に続き2回目の参加となった今回は、前回提案していなかったアパレル商品を中心に訴求した。着心地のよいガーゼ素材のドレスに配した独創的なプリントが魅力。日本での輸入販売はモナーク・メディア(東京)。
エンジェル ディア
http://www.angeldear.net/
モナーク・メディア
http://www.monarchmweb.com/
フランスで50年以上愛されるキリンのソフィー
“フランス人はソフィーと一緒に育つ”と言われ、1961年の誕生以来50年以上に渡りフランスの家庭で愛されているのが、キリンのおもちゃ「キリンのソフィー(Sophie la girafe)」だ。手触りと香りがよいことで知られるマレーシア産の天然ゴムを使用。赤ちゃんが舐めても安心なように食用の塗料を手作業で色づけしている。現在は、人形のほかに、衣料品や雑貨、スキンケア商品など幅広いカテゴリーを取り扱い、約70カ国で販売している。
日本では、2009年に販売を開始。キュートなルックスから、有力セレクトショップなどの感度の高いバイヤーからの支持も高く、ナルミヤ・インターナショナルとの協業商品もある。日本ではティニースプーン(栃木、守典子代表)が代理店を務める。
「キリンのソフィー」
http://sophielagirafe.jp/
“おむつケーキ”第一人者が提案するママ&ベビー向けギフト
「SEIKO TSUCHIMOTO」は、赤ちゃん用おむつをケーキの形にデコレーションした“ダイパー(おむつ)ケーキ”を日本に広めた第一人者であり、日本ダイパーケーキ協会を主宰する槌本靖子氏が手がけるブランド。米国でベビーシャワー(妊婦を祝うイベント)でのギフトとしてダイパーケーキが贈られる様子を目にして以来、「キュンキュンと心が躍るようなもの、驚きがあるものを提案していきたい」(槌本氏)と事業を広げてきた。現在はダイパーケーキのほか、アクセサリーやバッグなどの雑貨も取り扱う。同展では、10月に販売を開始する授乳ケープ(8,000~1万円)を披露した。
「SEIKO TSUCHIMOTO」
http://baby-shower.jp/
日本ダイパーケーキ協会
http://jdca.shop-pro.jp/
オリジナルプリントが映える コットンを使った水着ブランド
伊ミラノで2017年でスタートした「トペチーノ(topettino)」は、コットン素材を使った男児&女児向けビーチウェアブランド。高密度のコットンポプリンを使用しているため、透けにくく、子どもたちのアクティブな動きにも対応する。カジュアルでシックなスタイルと繊細なプリント柄が魅力で、最新コレクションは、“海”“ガーデンフラワー”などをモチーフにしている。すべてイタリアで生産。女児向け水着の上下セットで上代2,800円。
「topettino」
https://topettino.it/
米カリフォルニア発のナチュラルテイストが人気
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「ライリー アンド クルー」はママ向けアイテムも
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「ライリー アンド クルー」はラッシュガードなどのビーチウェアも人気
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プリント柄も豊富な「ライリー アンド クルー」
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「ライリー アンド クルー」
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オーガニックコットンを採用する「クインシーメイ」
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「クインシーメイ」
米カリフォルニア生まれの「ライリー アンド クルー(Rylee + Cru)」は、イラストレーターのケリー・マレーが自身の子どもたちにインスピレーションを受け2014年にスタートした子ども服ブランド。ナチュラルな色合いとシンプルなデザインに配したオリジナルプリントも魅力で、現在はベビーやママ向けアイテムも揃える。小売り価格でワンピース約9,000円、Tシャツ約6,000円など。
「クインシーメイ(Quincy Mae)」は、マレー氏が第3子誕生をきっかけに立ち上げたオーガニックな子ども服ブランド。 すべての商品にオーガニックコットンを使用し、認証を受けた上質素材のみを使用。肌が敏感な赤ちゃんにも安心して着用できるのが特徴だ。「ロンハーマン」などの有力ショップでも取り扱いがある。
子どもが楽しむフレグランス
フランス発ぬいぐるみ&ベビー用品ブランド「カルー(kaloo)」は子どもが楽しむフレグランスを提案。フランスでは幼少の頃から香りを楽しむ習慣があるといい、同アイテムも安心して使用できるよう、アルコールフリーでほのかな香るのが特徴。ルームフレグランスとしても使用できる。輸入販売を行うのは、ダッドウェイ(横浜、白鳥公彦社長)。
ダッドウェイ
https://www.dadway.com/