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2018.01.24
オンラインアパレルの「ザッポス」がNYでポップアップ開催 アイコニックな定番スニーカーを集積
カスタマーサービスが特に長けていることで知られるオンラインリテールの「ザッポス(ZAPPOS)」が、定番のスニーカーを集めたコンセプトストア「ザ・ワンズ(The_ONES)」の期間限定ショップをニューヨークにオープンしました。
「コンバース(Converse)」のチャックテイラーオールスター、「ヴァンズ(VANS)」のオールドスクール、「プーマ(PUMA)」のローマベーシック、「アディダス(Adidas)」のスタンスミスなど、スニーカー通なら“これは持っておきたい!”というオールドスクールスタイルのスニーカーを集め、マンハッタンの「ビヨンド(BEYOND)」と、ブルックリン・ウィリアムズバーグにある「バード(Bird)」という2つのリテールで開催しました。
「ビヨンド」でのポップアップショップは、ストリートウェアやスニーカーを販売する「コンセプト(Concepts)」の共同オーナー、タレク・ハッセン(Tarek Hassan)がデザインを担当。そして、「バード」には、ファッショニスタの目線でキュレートした定番スタイルのスニーカーを並べました。
「ザ・ワンズ」にラインナップしたのは、それぞれのブランドの歴史を感じさせ、 定番スタイルとして多くの人が愛用してきたもの。あるいは、「昔履いていたけど、今でも再び欲しくなる」――そんな永遠のスニーカーたち。
ラブレターやスニーカーを描いたグラフィックのイラストレーション広告は、ニューヨークを拠点とするイラストレーターのティモシー・グッドマン(Timothy Goodman)によるもの。店内だけでなく、ソーホー地区にある複数の通りに登場。
「ザ・ワンズ」の強みは ソーシャルコマース
「ザ・ワンズ」の強みは、オンラインや今回のようなポップアップショップでの販売だけでなく、ソーシャルコマースも積極的に行っていることです。
「ザ・ワンズ」のインスタグラム(@The_ONES)にアップした写真の中で、ショッピングバッグのマークが付いているものは、ECでも販売しているもの。写真をタップすると商品の情報が表示されそのままECへ移動します。また、インスタグラムのプロフィールに掲載されているURLをタップすると、マーケティングテクノロジーを提供するキュラレート社のサービス「ライクトゥーバイ(Like2Buy)」を経由し、ソーシャルショッピングが行えるようになっています。
こうしたビジュアルを活かしたソーシャルコマースは、米国ブランドやリテーラーのインスタグラムアカウントでも数年前から目にしてきましたが、最近になって、特に活発に活用されているように感じます。
ザッポスといえば、2014年にラスベガスのダウンタウンエリアで初のポップアップショップを開催したのを思い出します。その時の規模に比べると、今回のニューヨークでのポップアップは小規模ですが、リリースによれば、2018年はコラボレーションやエクスクルーシブ商品の展開があるようなのです。それに伴い、春や夏頃に再びポップアップショップを開催してくれるのでは?と期待が高まります。
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Website: http://www.FindTheOnes.com
Instagram: https://www.instagram.com/the_ones/
YouTube:
R I N A 90年代の米国がネットバブルだった頃に米国にて日本向けのファッションポータル事業にコンサルタントとして関わる。
以降、「ファッション」と「インターネット」上で行われるビジネスを中心とした事業に15年ほど携わり、Web製作やディレクション、ビジネスのコンサルタントを行う。現在は米国のファッション事情やトレンド、ファッションとIT関連を中心とした執筆、今までの経験と知識を活かしビジネスサポートも行っている。
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