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2019.01.11
【随時更新】第76回ゴールデングローブ賞授賞式のレッドカーペットを彩るセレブリティーたちのファッションをチェック
2019年1月6日夜(現地時間)、米ロサンゼルス、ビバリーヒルズのザ・ビバリー・ヒルトンに於いて第76回ゴールデングローブ賞授賞式が開催された。ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(The Hollywood Foreign Press Association, 略称: HFPA)は、アメリカ合衆国の映画業界をカバーする、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ラテンアメリカの新聞・雑誌記者による団体である。同賞は、アメリカ国内外の優れた映画とテレビドラマに与えられる賞で、2月に開催予定であるアカデミー賞の前哨戦として毎年大きな注目を集めている。
昨年は、大物プロデューサー、ワインスタインの問題をきっかけとして広がった反セクハラ(セクシャルハラスメント)運動支持のため、黒いドレスや、「TIME’S UP(もうおしまい)基金)」の支持を訴えるリボンを身に着けて授賞式に登場したセレブたちが話題になったが、今年は、例年通りの華やかさを取り戻し、各ブランドも公式サイトやインスタグラムで速報として当日着用されたドレスを公開している。
(写真左から)グレン・クローズ(アルマーニ プリヴェ)、イドリス・エルバとテイラー・スウィフト(アトリエ ヴェルサーチ)
「天才作家の妻 40年目の真実」で主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したグレン・クローズは、「アルマーニ プリヴェ」で登場。クリスタル刺繍のリボンを施した黒いシルクベルベットのケープに、黒いベルベットのパンツが、グレンの知的なイメージをひきたたせている。テイラー・スウィフトは、7代目ジェームズ・ボンド説で話題になったイドリス・エルバにエスコートされ、プレゼンターとして登場。彼女がまとったのは「アトリエ ヴェルサーチ」のオフショルダーのブラックドレスだ。繊細なスワロフスキークリスタルをあしらった生地、深いスリットが目をひいた。
ブラッドリー・クーパー(右)とイリーナ・シェイク(アトリエ ヴェルサーチ)
ブラッドリー・クーパーの初監督作「アリー/ スター誕生」は、監督賞とドラマ部門の主演男優賞にノミネート。パートナーのイリーナを伴って登場。イリーナが着用した「アトリエ ヴェルサーチ」のドレスは、セクシーな薄い素材にスワロフスキークリスタルをちりばめたもの。ゴージャスなゴールドカラーのドレスが会場に華をやぎを添えた。
(写真左から)シャーリーズ・セロン(ディオール オートクチュール)、ダコタ・ファニング(アルマーニ プリヴェ)
「パルファン・クリスチャン・ディオール」、「ジャドール(J’adore)」のミューズを務め、「タリーと私の秘密の時間」で主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされたシャーリーズ・セロンは、「ディオール」のブラック&アイボリー、シルククレープのロングドレスをまとって登場した。作品賞にノミネートされたテレビドラマ「エイリアニスト」で刑事役を演じているダコタ・ファニングは、「アルマーニ プリヴェ」のアイスブルーカラーのシルクサテンビスチェドレスをチョイス。フロントのハート型ネックラインと、背中のリボン飾りで、一層の可愛らしさを演出している。
(写真左から)女優エリザベス・モスとキキ・レイン(ともにディオール)
「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」でテレビドラマ部門、女優賞にノミネートされたエリザベス・モスは、「ディオール」のネイビーブルーのビスチェドレスを着用した。素材はウール・シルク。同色のシルクサテンのラペルがポイント。2018年公開のアメリカ映画「ビール・ストリートの恋人たち」の主演女優として注目を集めたキキ・レインは、「ディオール」を着用。パウダーピンクとライトグレーの甘く軽やかなチュールドレスに注目だ。
(写真左から)エイミー・アダムス(カルバン クライン バイ アポイントメント)、ルピタ・
テレビドラマ「シャープ・オブジェクト」で女優賞、映画「バイス」で助演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス。ラフ・シモンズが手がけるメイドトゥメジャーライン「カルバン クライン バイ アポイントメント」のティー・ル・ブルー・シルク・クレープドレスを着用。助演女優賞にノミネートされ、プレゼンーターも務めたルピタ・ニュンゴも「カルバン クライン バイ アポイントメント」のチェーン・フリンジドレスを着用した。コバルトブルーにあしらったシルバービーズの煌めきが目をひく。
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ヴィゴ・モーテンセン(ディオール)
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スパイク・リー(アトリエ ヴェルサーチ)
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リチャード・ギア(ジョルジオ アルマーニ)
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トロイ・シヴァン(カルバン クライン 205W39NYC)
男性セレブリティーもトップメゾンのタキシードを着用して来場。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでおなじみのヴィゴ・モーテンセン。今回は映画コメディ・ミュージカル部門「グリーンブック」で主演男優賞としてノミネネートされた。「ディオール」のタキシードはネイビーを着用。クラシックなコットンシャツにタキシードと同色のボウタイを合わせ、仕上げはドレッシーなダービーシューズ。
「ブラック・クランズマン」が監督賞にノミネートされた俳優・映画監督のスパイク・リーは、「アトリエ ヴェルサーチ」のタキシードでパープルコーディネート。キャップ、シルクシャツにもパープルを合わせ、胸元のクロスとスニーカーのゴールドをポイントに。スニーカーは「ジョーダン ブランド」のティンカー・ハットフィールドのデザインによるジョーダンモデル。自身のインスタグラムに、そのスペシャルなディテールがアップされている。プレゼンターとして出席したリチャード・ギアは、「ジョルジオ アルマーニ」の黒いワンボタンタキシード。サテントリミングのあるピークドラペルがポイントだ。オーソドックスに白いシャツとブラックのボウタイをコーディネートした。
映画「ボーイ・イレイスト」の「Revelation」が主題歌賞にノミネートされた、シンガー・ソングライターのトロイ・シヴァン。「カルバン・クライン 205W39NYC」のブルシアンブルーに黒のサテン襟のタキシードに白のコットンイブニングシャツと黒のボウタイをコーディネート。つま先に205シルバープレートをあしらった黒のレザーチェルシーブーツを合わせ、テッドボーイなムードを醸し出している。
画像:Getty Images(アトリエ ヴェルサーチ、アルマーニ)、ディオール、© 2018 Starpix(カルバン クライン)