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2018.06.12

アマゾン、ロボット活用した最新物流施設を大阪・茨木市に9月開業


9月稼働を予定している茨木FCのイメージ(アマゾン・ジャパンの発表資料より)

 

 総合オンラインストアのアマゾンは9月、大阪府茨木市松下町にロボットを活用した最新物流施設「茨木FC(フルフィルメントセンター)」を開設する。川崎市の川崎FCに次ぐ国内2例目で、作業の効率化を進め、配送のスピードアップを図る。

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 アマゾン茨木FCは広さが約6万4,000平方メートル。取扱商品を入荷、保管し、ユーザーから注文を受けた際に出荷までを担う。

 施設内でメーンユニットとなるロボットは、ロボット掃除機を大型化したような形をしており、商品棚の下に入って持ち上げ、作業員の前まで運ぶ。例えば、商品の棚入れ作業だと、作業員が入荷した商品を在庫登録すると、商品の個数やサイズに合わせた商品棚が自動で運ばれてきて、商品の収納が終わると今度は自動で保管場所へ戻っていく。

 ロボットの動く速度は秒速1.7メートルほどで、人間の早歩き程度。施設内を効率的に動いてくれる。従来は作業員が歩いて施設内を移動しているが、歩く必要がないことから、入荷した商品の棚入れ時間と、ユーザーから注文を受けた商品の棚出し時間を短縮できるうえ、施設の有効活用も可能になる。

 ロボットを活用した物流施設は欧米で先行して導入されてきた。国内の物流施設では2016年、川崎FCが第1号として稼働を始めた。今回の導入で東日本に続き、西日本でも作業の効率化とスピードアップを見込める施設が登場することになる。

 アマゾンの商品配送は注文日の翌日お届けが当たり前になりつつある。有料のプライム会員に対しては、最短1時間で商品が届くプライムナウが対象エリア内でスタートしている。このため、商品の棚入れ、棚出しの作業を効率化するなど、作業のスピードアップが求められていた。

 アマゾン・ジャパンのジェフ・ハヤシダ社長は「国内2例目のロボット導入物流拠点が茨木市で稼働を始めることにより、西日本のお客さんにより快適なオンラインショッピングを提供していきたい」とのコメントを発表した。(高田泰)

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