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2018.06.12
独自のものづくり&素材開発をアピール 「第25回香港ファッション・ウィーク春/夏」に日本企業6社が参加
前年の日本企業ブース
7月9~12日に香港で開かれるアジア最大級のファッション見本市「第25回香港ファッション・ウィーク春/夏」に参加する日本ブランドが明らかになった。6社(2016年は7社、2017年は12社)が出展し、うち5社が初出展。独自のものづくりや素材開発を主力とする企業・ブランドが目立つ。
中小企業の産業支援を行う国際ファッションセンターのサポートによる展示ブースには、上質な天然繊維を使用したヨガウエア「テジャス(tejas)」、桐生で織られたジャカードや、インドのカディコットンなどを用いたオリジナルテキスタイル開発にこだわりを見せるレディスブランド「C.P.KOO(セーペルクー)about the living」の2ブランドが参加。合同展示会「IFF MAGIC JAPAN」との交換プログラムにより、スタイリストの細田真弓氏・木村文香氏が手がけるガーリーブランド「マノン ミミー(Manon Mimie)」と、ファスナーやスケール(定規)などをモチーフにしたアクセサリーブランド「PERSO」の2社が出展する。
「C.P.KOO about the living」は、2010年にブランドをスタート。2015年には台湾で開かれたファッションイベント「タイペイ・イン・スタイル」に出展した経験があり、「台湾は店舗の数も少ないが、日本製への興味を持ってもらい、取引ができた」という。「国内の合同展示会で香港や台湾からの受注が増えてきている。また、国内の合同展に出展することにより、国内需要も上がってきており、量産体制が整ってきた。この機会に海外への販路開拓も積極的にやっていきたい」と意気込みを見せる。同見本市への参加を通じ、「日本独自の素材づくりを生かしたデザインを海外で販売したい。今回は、愛知や群馬の産地に焦点を当てた素材と型をご紹介したいと考えている」という。
「C.P.KOO about the living」