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2022.06.23

シャディ メタバースカタログを開始、球体の仮想空間で商品紹介

 ギフト事業や通販事業などを手掛けるシャディは6月16日、インターネット上の球体の仮想空間内に販売商品を並べ、利用者が一覧しながら商品を選べ、通販サイトなどで購入できる「メタバースカタログ」の展開を始めた。展開する紙カタログおよびデジタルカタログに加え、直感的に操作可能で一覧性に優れたメタバースカタログを導入することで顧客の利便性を高め、購入促進を図る狙い。

 メタバースカタログ「Shaddy Summer Gift 2022」(=画像)では子供向け玩具カタログ「2022SHAREYOUR 夏あそび!」や日本各地の高級牛肉を掲載した「和牛苑」など夏のギフト商品を紹介する各カタログの商品を掲載。球体の仮想空間に商品画像を並べてマウス操作やスワイプで商品を閲覧でき、気になる画像をクリックすると商品名と価格がポップアップ、「購入はこちら」をクリックまたはタップすると同社の通販サイト「シャディギフトモール」の当該商品の詳細ページに遷移、購入を促す流れ。

 花火など通販サイトでは販売していない「サラダ館」など同社の実店舗でのみ取り扱う商品についても掲載しており、当該商品のクリック・タップした場合、商品名や価格に加えて「店舗を探す」というボタンを表示、当該商品が購入可能な店舗を紹介するウェブサイトのページに誘導する。なお、専用アプリのダウンロードは必要なく、メタバースカタログはPCやスマホなどのブラウザで閲覧可能となっている。

今後、メタバース内の機能を強化していく考えで、現在、都内で展開中のアジア食品・食材専門店「亜州太陽市場」の店頭をそのまま仮想空間で再現し、取扱商品を紹介、販売する取り組みや、現状は商品購入時に通販サイトに遷移、決済させる流れとなっているが、メタバース上で直接、決済できる機能なども搭載していきたい考え。

 また、メタバースの活用については自社による展開のほか、既存のメタバースプラットフォームにも出店して、商品やカタログを掲載、販売していくことなども検討していくとしている。

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