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2022.06.09
大丸松坂屋百貨店ファッションサブスク コーデ相談機能をテスト、新客開拓や返品率低減へ
大丸松坂屋百貨店は6月1日、サブスクリプション型のファッションレンタルサービス「アナザーアドレス」に、スプリング・オブ・ファッションが運営するコーディネート相談ツール「スタイリスタ」を試験導入した。
昨年3月に取り扱いブランド数50でスタートした「アナザーアドレス」は、今年3月には2倍以上の113ブランドに拡大し、サービスの登録者数も累計約8500人と当初計画を大きく上回っているという。
そうした中、ユーザーからは「コーディネートを気軽に相談したい」「自分の持っている服と合うか心配」といった意見があることから、店頭のように相談できる環境をサイト上に整備すべく、コーデの悩みをスタイリストに相談できる「スタイリスタ」を試験的に導入することになった。
スタイリストへの相談を通じてレンタルサービスのハードルを下げるとともに、コーデのイメージがつくことでレンタル後の返品率も下げたい考え。
利用者は「アナザーアドレス」上の「相談する」ボタンをクリックし、ニックネームや生年月日など6つの項目を入力すれば、すぐにスタイリストに相談でき、さまざまなスタイリストから提案が届く(画像)。
また、「アナザーアドレス」では同じく6月1日から、サステナブルにファッションを楽しむために自宅で手洗いできるシャツブラウスやワンピース、スカートなどを提供する「ウォッシャブル特集」の対象商品を昨年の約10倍となる2000着超集め、9月末まで展開する。
これに合わせて、「アナザーアドレス」のクリーニングを担当している洗濯のプロ集団「洗濯ブラザーズ」による手洗いの方法を当該サイトで分かりやすく説明している。