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2020.05.14

有店舗各社 “コロナ”でEC強化進む、新技術導入や売り場拡大など

  新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、有店舗小売り企業各社でEC強化に向けた取り組みが見られている。店内の混雑状況緩和のため、一部店舗の休止や営業時間の短縮などを進める一方で、来店できない顧客の受け皿でもあるECでの販路拡大やユーザビリティーの改善などを実施。あらゆる角度からECでのてこ入れが進んでいるようだ。

 ニトリでは今年度モデルのアウトドアベランダガーデン用品を4月上旬より販売しており、ECでの販売については次世代動画技術「TIG(ティグ)」を新たに採用した。

 まずは、同社の商品ラインアップから新たなライフスタイルを提案する情報サイト「ウチソト」や、店舗で配布しているリーフレット「ウチソト PASSPORT」のQRコードから直接アクセスできる動画を配信。閲覧者が動画を再生後に画面内に出ているアイテムを指で触るだけでそのアイテムの個別情報を画面横にストックすることができ、その商品アイコンをタップすることでそのまま通販サイトに遷移して購入することもできるという。

 アウトドアベランダガーデン用品に関しては在宅時間の増加に伴い、需要拡大が見込まれる商品となっている。動画では「木製ローチェア」(税込価格2990円)や「グリーンリーフパネル」(同1989円)などを展開。本格的に外で活用できる商品から家の中でも気軽に取り入れることができる商品まで、好みのスタイルに合わせて提案している。

 また、良品計画では5月1日より、「アマゾン」での販売を開始。同社ではこれまで、ECに関して自社通販サイトの「無印良品ネットストア」での展開をメインとしてきた。現在は運営する多くの実店舗で営業自粛措置を取っている中、ECでの販路を拡大することで顧客の利便性向上を図っていくという。

 まずは約250商品の販売でスタート。主な商品ジャンルとしては化粧品や掃除用品、収納ボックス、寝具類などを展開。今後、段階的に品ぞろえを拡大していく考え。

 そのほか、ユニクロでは5月15日より、軽量素材を使用した「感動ジャケット」について、サイズ展開を拡大し「オーダーメイド感覚で選ぶ、感動ジャケット」のシリーズに追加してECでの販売を始めた。

 同商品は伸縮性と速乾性で訴求した軽量ジャケットで、ウールのように見えながらも、自宅で簡単に洗えるポリエステル素材を使用している。同じ素材を採用した「感動パンツ」と合わせて着用することで夏のビジネスシーン用途向けに展開していた。

 現在は感染拡大予防の観点から、店頭採寸を一時休止しているが、同商品については袖丈と着丈を「標準」「短め」「長め」の選択肢から選ぶだけで、自宅でも簡単に体に合うサイズを注文できることが可能。テレワークやテレビ会議が増えているこの機会に、簡単に羽織れるビジネスカジュアルウェアとして訴求を行い、ECでの販売拡大を目指している。

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