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2020.03.09

三井不動産商業マネジメント 「アンドモール」の期間限定店、撮影やSNS投稿を許可、大学生の要望を反映

 三井不動産商業マネジメントは2月26日~3月1日、商業施設「三井ショッピングパークららぽーと横浜」に、運営するファッション通販サイト「アンドモール」のポップアップショップをオープンした。

 同社では、リアル店舗と通販サイトを融合した新しい買い物体験の提供を目指しており、今回、サービス体験の顧客ニーズを探る目的で産業能率大学経営学部の学生とZ世代のアイデアが詰まった新感覚のポップアップ企画を考案。ストライプインターナショナルとマークスタイラーの協力を得て展開した。

 ポップアップは「多くのショップを巡るのは面倒」や「慣れないショップには入りにくい」「ファッション商材をまとめた見たい」「試着室で自撮りした写真を友人に送ってアドバイスをもらいたい」など、大学生が”こんな風に買い物ができたら幸せ”と感じていることにチャレンジしたという。

 ポップアップのコンセプトは「わたしの部屋」で、ストライプとマークスタイラーの新作をブランド別ではなく、コート、バッグ、服などのカテゴリー別にレイアウトし、店舗を1周すると全身コーデが完成するようにした。また、グレーゾーンである試着室での撮影やSNS投稿を許可し、映えるフォトスポットや試着室を用意。若者が求める環境を整え、気軽に試着して楽しんでもらうことで商品購入のきっかけを作る。

 商品購入については、施設に出店しているブランドは施設店舗で、未出店のブランドは「アンドモール」かブランドの自社ECで購入可能だ。また、施設の公式アプリ「三井ショッピングパークアプリ」にはコーデサーチ機能を実装しており、気に入った商品を撮影すると類似商品も簡単に見つけられるという。

 同様の取り組みは「ららぽーとTOKYO―BAY」でも3月11日~15日まで展開する予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大防止策として開催中止を決めた。

 なお、同社は「アンドモール」で注文した商品の受け取りや試着ができる拠点「アンドモールデスク」を18年12月までに、ららぽーと全店とラゾーナ川崎プラザ、ダイバーシティ東京プラザに開設し、EC利用者のサイズに対する不安などの解消を図っている。

 

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