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2019.07.25
日本トイザらス 自社通販サイトを刷新、プッシュ通知やセルフ返品を導入
玩具やベビー用品などを販売する日本トイザらスは昨年末より、通販サイトの段階的な刷新を実施している。直近ではプッシュ通知やセルフ返品機能などの実装を行った。
まず、AIを活用したものでは、昨年11月に自動応答サービスのチャットボットを導入。従来は「トイザらス・ベビーザらス公式LINE」に友達登録した場合のみ利用可能だったが、全利用者に開放。24時間365日で質問に即時回答できるようになったことで、導入後のクリスマスシーズンはメールと電話による問い合わせ件数が前年同期比50・2%減に抑えることができた。
また2月には商品詳細ページ内に、24時間以内に商品を閲覧した人数を表示する「ソーシャルプルーフ」も採用。閲覧人数を信用度の目安とすることで購入を後押しするほか、購入を検討している商品のリアルタイムの閲覧人数が分かることで、売り切れなどの買い逃しを防ぐことにもつながるという。
また、3月にはパソコン、モバイル端末上でウェブサイトをアプリのように素早く作動させる仕組みの「PWA」によるプッシュ通知サービス(画像)を導入。通販サイトにアクセスしてプッシュ通知を許諾した顧客は、自身の興味関心や行動に沿ってパーソナライズ化された情報を受信することができるようになった。
そのほか、4月からは顧客自身で返品の申し込みが可能な「セルフ返品機能」を搭載。顧客が問い合わせセンターなどに連絡することなく、24時間いつでも通販サイト上で返品申し込みができるようになり、顧客への返金対応の速度を上げることができている。
なお、7月19日~8月5日まで、通販サイト刷新5周年企画として、大規模セールを実施。過去最長期間となるもので、合計750点以上の玩具やベビー用品を最大78%割引で販売する。ネット限定の福袋なども取り扱い、会員特典の500円クーポンなども配布している。