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2019.07.25

アマゾンジャパン 物流作業体験トラック稼働、自走式商品棚使った棚出し体験

 アマゾンジャパンは同社の物流拠点で行われる商品の梱包などを体験できる仕事体験学習用の8トントラック「Mobile(モバイル)FC」の稼働を始めた。同社が地域貢献活動を共同で推進するプロサッカーチームの川崎フロンターレが同日に川崎市内の「等々力スタジアム」で開催したファンイベント「2019ファン感謝デー」で初披露したもの(=写真)。「モバイルFC」は注文データに応じて商品棚を持ち上げ、ピッキング担当者まで移動する自走式商品棚「アマゾンロボティクス」を導入している同社の物流拠点の一部で実際に行われている商品の棚出しや梱包作業の体験、また、直接触ることができる「アマゾンロボティクス」の原寸大の模型などを備え、アマゾンのテクノロジーに触れたり、職業体験などができる全長8・5メートルの学生向けの体験学習車両となる。米本社を含めて他国のアマゾンにはない、アマゾンジャパン独自で考案した試みだという。

 同社では社会貢献のに一貫として高校生を対象とした職業体験プログラム「ジョブシャドウ」や小学生向けに同社の物流拠点の仕組みなどを実体験などを通じて解説するワークショップなども実施しており、「モバイルFC」もその一環のようだ。今後も、アマゾンジャパンが物流拠点を構える地域などで展開する社会貢献活動の際などに「モバイルFC」を出動させていく考え。

 なお、「モバイルFC」は仮称としており、今後、同社が神奈川・川崎市内に設置している物流拠点「川崎フルフィルメントセンター」の近隣の小学校の児童から募集し、正式な名称を決定する予定。

 

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