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2019.07.25
良品計画 武蔵野美術大学に出店、アプリも使って集客図る
良品計画は7月18日、都内・新宿区の武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスに、同社初の産学共創店舗である「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」(画像)を開業した。
同店では日用品や食品などを販売する物販スペースのほか、学食として使えるカフェやイベント用のスペースなどを完備。端材や廃材などを活用できる自習室のようなスタジオスペースもあり、将来的には店内から生まれる様々なアイデアを商品設計や新サービスの内容に落とし込むことなども考えられるという。
店内で行うイベントについてはネット販売機能などを持つリアルとネット共通のマイル管理アプリ「MUJIパスポート」を通じても発信。普段はウェブでしか購入していないような利用者も、既存店とは店舗形態が異なる同店独自の情報を得ることで、ネットから実店舗への送客が期待できることにもつながるという。まずは、オープン記念として7月21日までマイル還元が通常の3倍となる企画を実施した。
また、既存店と同様に通販サイトでの購入商品(一部商品を除く)の店頭受け取りにも対応。同店の利用者には学生などEC利用率の高い若年層などが多く見込まれることから、親和性の高いサービスとして期待できるもよう。
7月17日の店舗開設イベントでは金井政明会長も出席。近年はホテルの開業や古民家・団地の再生、棚田の保全など様々な分野でサービス展開していることに触れ「無印良品というデザインが生んだ独自の市場を強化することで、長期的な視点で良い成長ができることを経営の大戦略としている」とした。