「エルメネジルド ゼニア（Ermenegildo Zegna）」が6月15日（伊現地時間）、「エルメネジルド ゼニア クチュール」のコレクションショーを伊ミラノで開催し、2019年春夏ミラノメンズの開幕を飾った。

・「エルメネジルド ゼニア」2019春夏コレクション

　建築家、オスカー・ニーマイヤーによるモンダドーリのビルに面したプールの間に設置された狭く長いキャットウォークは、シャープさと機能的な快適さを融合したコレクションの背景を表現。

　シルエットは大きく軽快で、シャツの軽快さを取り入れた様々な丈のパーカーやスーツの概念を書き換えるボマーブルゾンとアノラックジャケットのハイウエストダブルプリーツパンツとの組み合わせ、スポーツスタイルの機能的なディテールのスニーカーやサンダルなど、機能性と都会的な洗練を融合させた。

　なめらかなカーフスキンとメッシュによるスニーカーは、バイカラ―の丸いシューレースと、サイドのアイコニックな XXX レザーのディテールが特徴的。このスニーカーは、ショー翌日の6月16日から世界のグローバルストアおよびオンラインストアで販売を開始する（日本では展開なし）。

　ショーにはシンガーのジェイコブ・バンクス（Jacob Banks）やモデルのショウン・ロス（Shaun Ross）、ラッパーのジョーイ・バッドアス（Joey Bada$$）らが来場し、フロントローを彩った。

（写真左）エルメネジルド ゼニアのショー会場に訪れたジェイコブ・バンクス（左）とアーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリ ／（写真右）ショウン・ロス（左）とジョーイ・バッドアス

文：山根由実