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2023.07.19
「メゾン マルジェラ」インスタレーション「シネマ・インフェルノ」を渋谷で開催
「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」が表参道店のリロケーションオープンを記念して、2022「アーティザナル」コレクションを展示するオフサイトのインスタレーション「シネマ・インフェルノ」を、7月29日から8月15日まで、東京・渋谷のパークウェースクエア2で開催する。
今回のインスタレーションは、クリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノが構想した物語「シネマ・インフェルノ」に基づいている。2022年7月、パリのシャイヨー宮で開催した2022「アーティザナル」コレクションの発表において、ジョンはイギリスの演劇カンパニー「Imitating the Dog」とコラボレーションし、この物語をオートクチュールと映画、演劇が一体化したアッサンブラージュ(寄せ集め)・パフォーマンス作品「シネマ・インフェルノ」として完成させた。
さらに、そのパフォーマンス作品を発展させ、ストーリーとテーマを視覚的に表現する劇場型のインスタレーションとして、今年1月パリのメゾンの本社で「Co-Ed」コレクションのショーに合わせて発表した。
パリのフォーマットをベースにしつつ、オリジナルの展示構成とした東京でのインスタレーションでは、ペンキで描いたような「メゾン マルジェラ」のアイコニックな「タビ」の足跡を、マネキンとセットで構成。エントランスを抜けて進むと、設置しているスクリーンの周辺には悪役のスペクトラル・カウボーイズや主人公のカウントやヘンなどのマネキンが並ぶ。
カウントとヘンが運転したコンバーチブルカーの実物大や、その下には映画館のベルベットのシート、さらに、横に設置した円形の手術室と続く。そこでは医療用ユニフォームを着た医師や看護師のマネキンが手術シーンを演じている。カウントとヘンの体験を再現したそれぞれの場面は、親のネグレクト、法的搾取、教育における不当、宗教上の操作、医療の不正行為など現代における権力濫用の顕在化をループのように表現。地下1階にはスクリーン版「シネマ・インフェルノ」を投影した天井まで鏡のミラールームも用意している。
■「シネマ・インフェルノ」
会場:パークウェースクエア2
東京都渋谷区神南1-19-10
会期:2023年7月29日(土)〜8月15日(火)
入場無料 事前予約可:7月19日から受付開始
予約サイトはこちら
(事前予約優先。なお8月9日15:00~20:00は予約不可)
Courtesy of Maison Margiela