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2023.07.19
「グッチ」が「クリスティーズ」とオークションを共同開催へ ジェネレーティブシステムと人工知能を用いた作品を手がけるアーティストを取り上げる
「グッチ(GUCCI)」がオークションハウス「クリスティーズ(CHRISTIE’S)」とのオークション「Future Frequencies: Explorations in Generative Art and Fashion」の共同開催を発表した。
同オークションは、ジェネレーティブシステムと人工知能を用いた作品を手がける多様なアーティストを取り上げ、現代のデジタルアートの世界を牽引する才能を幅広く紹介。クレア・シルバー、エミリー・シー、ウィリアム・マパン、ザック・リーバーマン、ボットー、ヘレナ・サリン、ドロップをはじめとしたアーティストによる21点のNFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)作品を出品する。
アーティストは、ジェネレーティブテキスタイルの研究からハンドバッグ「グッチ バンブー 1947」のアルゴリズム的解釈に至るまで、さまざまなテーマでファッション、アート、テクノロジーのインターセクショナルな側面を創造的に探求。自律システム、AI、ファッション間に生じる相互作用によって異なるエコシステムの融合を示し、ファッションをアルゴリズム、モデリング、データを使って人間のような知性とアーティスティックな表現をシミュレートするジェネレーティブアートと人工知能の世界に重ね合わせている。
同オークションは、「クリスティーズ」が2022年に立ち上げた完全オンチェーンオークションプラットフォームである「クリスティーズ3.0」で開催し、作品は「グッチ」のオンラインギャラリーである「Gucci Art Space」でも紹介。「Gucci Art Space」は、ファッションとアートをつなぐ革新的なアイデアを探求し、既存の常識を打ち破り再定義するために、アーティストたちの自由な表現をサポートすることを目的としている。
「グッチ」は、2022年に実験的オンラインスペースVault内にアートギャラリーを立ち上げ、「グッチ」の多彩なヘリテージとブランドビジョンをテーマにしたNFT作品による初のオークション兼展示会「The Next 100 Years of GUCCI」を開催。以来「グッチ」は、フィジカルな制限にとらわれない自由なクリエイティビティを表現するためのイマーシブなスペースとして、オンラインギャラリーのプロジェクトを推進している。
Courtesy of GUCCI