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2025.08.21
「アーダーエラー」が東京・表参道にブランド初となるグローバルフラッグシップストアをオープン

「アーダーエラー(ADERERROR)」が2025年8月9日、東京・表参道にブランド初となるグローバルフラッグシップストア「アーダーエラー トウキョウ スペース(ADERERROR TOKYO SPACE)」をオープンした。
「アーダーエラー」の店舗は、フラッグシップストアを意味する「SPACE」と、より集中したショッピング体験を提供する「SHOP」の2形態で構成。その中でも「SPACE」は、ブランドのデザイン哲学を基盤に、「アーダーエラー」の全てのラインを揃えるだけでなく、ファッション・空間・オブジェを通して、ブランドのビジョンとインスピレーションを立体的に伝える場だ。
同ストアは、身の回りに共存する自然物の存在、そしてその中に秘められたミクロな世界の発見から着想を得てデザイン。コンセプトである“コンティニュアム(Continuum)”は、小さな生命体や植物たちが有機的に絡み合い共存しながら、無限に拡張していく多次元的な生態系を表現している。
エントランスに位置するメインインスタレーションでは、植物と生命体が互いに栄養を与え合いながら、生態系を絶えず拡張していく様子を表現。奥には、植物が成長する過程で周囲の環境によって絶えず姿を変えることからインスピレーションを受けて制作したオブジェ「キネティック・プラント」を配した。
「アーダーエラー」のメインコレクションが並ぶ1階の空間は、ラグと照明で「初の播種(はしゅ)」を意味する「種」をモチーフにデザイン。1階と2階をつなぐ階段部分に設置した「種」オブジェは、同ストアを象徴するキーモチーフのひとつだ。
2階では、コンテンポラリーライン「Significant」と、シーズンレスコレクション「Essence」が並ぶ。さらに、空間の中心には、「Continuum」に登場する小さな生命体の通路として位置づけた「カタツムリのオブジェ」を設置。カタツムリの殻に見られる螺旋状のパターンは、無限の拡張性と可能性、多次元的なつながりを象徴し、同時にオンラインとオフラインの境界を越えて顧客とブランドをつなぐ、「アーダーエラー」の未来志向のプラットフォームを表現する存在だ。
また、1階と2階それぞれに独立したフィッティングルームとウェイティングスペースを設け、東洋的な建築要素を「アーダーエラー」のコンテンポラリーな素材と空間言語で再解釈することで、感覚的な空間体験を演出している。
1階のフィッティングルームでは、レジン・ガラス・ステンレスといった「アーダーエラー」のシグネチャー素材と、木材・苔といった自然素材を調和させた。2階のフィッティングルームでは、日本建築様式から着想を得て「畳の間」のような構成に仕上げた。

(左上から順に) Pao Hui Kao、Cho Hana、Lee Jongwon、Cho Minyeol、Jung Hyejin、Park Jongjin、Ahn Yongchan、Jung Hojun、Yu Kanai
「アーダーエラー」は同ストアのために、9人のアーティストとコラボレーション。参加アーティストは、“コンティニュアム”というコンセプトに自身のシグネチャー素材やクリエイティブを掛け合わせ、空間の随所に配置されたポディウムや照明、オブジェなどを制作した。
オープン前日の8月8日にはオープニングイベントを開催。多数のセレブリティやインフルエンサーなどが来場。イベントでは、パフォーミングアーティストのアオイヤマダさん、アーティストのワタナベタケオさんとのコラボレーションによる、“コンティニュアム”というコンセプトを五感で体験できるパフォーマンスも披露された。