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2023.02.15

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/W」のスケジュールが発表 58ブランドが参加43 ブランドがフィジカル形式でコレクションを発表

©JFWO

 

 日本ファッション・ウィーク推進機構は、2023年3月13日から18日に開催される「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/W」のスケジュールを発表した。今シーズンは58ブランドが参加。楽天グループが日本のファッションブランドを支援するプロジェクト「バイアール(by R)」で発表する2ブランドや初参加17ブランド、合同ショーを含む、55のコレクションが発表される。

 

 今回は43ブランドが有観客のランウェイショーやモデルを使ったプレゼンテーションを行う、いわゆるフィジカル形式でコレクションを発表、15ブランドがデジタル形式でコレクションを発表するなど、全体の75パーセントがフィジカルとなるなど、フィジカルでの発表が更に増加した。海外から参加する6ブランドのうち5ブランドはデザイナーが来日し、フィジカルでコレクションを発表する。

 

 17日にはパリでのファッションショー形式のコレクション発表をサポートする「FASHION PRIZE OF TOKYO 2023」授賞デザイナーである「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴が凱旋イベントを開催。ミラノとパリに続き東京でコレクションを発表する。

 

 「TOKYO FASHION AWARD 2023」でパリ・メンズ・ファッション・ウィーク時期支援デザイナーに選ばれた「イレニサ(IRENISA)」の小林祐と安倍悠治、「コッキ(KHOKI)」の「コッキ」デザインチーム、「タナカ(TANAKA)」のタナカサヨリとクボシタアキラ、「テンダーパーソン(TENDER PERSON)」のビアンカとヤシゲユウトの4組と、パリ・ウィメンズ・ファッション・ウィーク時期支援デザイナーである「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」の青木明子、「フェティコ(FETICO)」の舟山瑛美、「アンスクリア(INSCRIRE)」の岡ゆみか、「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」のヴィヴィアー・ノスーの4組も、パリでのショールームに続き、東京で凱旋ショーを行う。

 

 注目の「バイアール」では、「チカ キサダ(Chika Kisada)」の幾左田千佳と「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」の宮下貴裕がコレクションを発表する。

 

 また、関連イベントとして、「マトフ(matohu)」がコレクション発表後に制作した映画の特別選考試写会を行うほか、オープニングイベントやジャンポール・ゴルチエ ファッション・フリークショーなども予定されている。

©JFWO

 

 2月14日に行われた会見で日本ファッション・ウィーク推進機構の古茂田博事務局長は「日本でもマスクの着用が個人の自由に任せるようになるなど、世界が当たり前の日常に戻り、日本も一気に戻るのではないかという状況を踏まえ、いろいろなことを見直してみようと考えている。コロナ禍でフィジカルとデジタルの融合をコンセプトにしてきたが、もう一度新たな世界を迎えるということで今までやってきたことを振り返り、活かしながら、更に発展できるようなことをしたい」とコメント。海外に向けた発信強化として、AFP通信の子会社が運営するPRプラットフォームとの連携なども発表した。

 

 また、楽天グループ常務執行役員マーケットプレイス事業デピュティヴァイスプレジデント新サービス事業ヴァイスプレジデントの松村亮氏は「バイアールでは、より魅力的なブランドに参加してもらえば東京のファッションウィークが盛り上がるという発想で、既に世界で活躍しているブランドにショーをしてもらってきて、それなりの結果が得られた。今回は新しいチャレンジとして、コロナが終息の方向に向かう中で、オフライン、外とのかかわりを作っていくため、パルコの50周年イベントの一環として、ポップアップストアで「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の限定商品と国内外のトップクリエーターとコラボレーション商品を販売するとともに、楽天ファッションでもそれを販売し、オンとオフをつなぐことで一般ユーザーに楽しんでもらいたい」などと話した。

 

取材・文:樋口真一

 

Courtesy of Japan Fashion Week Organization

 

「楽天ファッションウィーク東京」公式サイト

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