2017春夏広告モデルを務める佐々木希さん

　ユニクロはきょう7日、2016年2月の発売以来好調に売り上げを伸ばしている「ユニクロワイヤレスブラ」シリーズの2017春夏コレクションを都内で発表した。今春夏は、女優の佐々木希さんを起用したプラモーションも行い、ヒートテック、ブラトップに続くユニクロの代表商品に成長させたいという。新作発表会では、ユニクロの同商品の開発背景やコンセプトについて説明したほか、佐々木希さんも登場し、同商品の魅力について語った。

　「ユニクロワイヤレスブラ」は、バストを面で支え美しく整えることで、ワイヤレスブラの快適さとワイヤーブラのサポート力を両立させた、いわゆる“サードウェーブブラ”と呼ばれるブラジャー。柔らかいウレタン樹脂でバストラインを整えカップの広がりをおさえつつ、幅広の特殊なシートでアンダー部分を下からホールドしているのが特徴だ。牛口有理ウィメンズMD部インナーMDチームリーダーは、「ファッションにおいてもエフォートレスがトレンドであるように、ブラジャーについても作り込み過ぎない自然なバストラインを意識する女性が増えている」と好調の理由について分析。新作コレクションでは、バック部分の伸縮性を高め、カッティングを見直すことで、フィット感をさらに向上。縫い目を減らし、アウターに響きにくいデザインに仕上げた。

進藤宣英ウィメンズMD部統括部長

　進藤宣英ウィメンズMD部統括部長は、「発売以来、期待値以上の売り上げを維持している。日本だけでなく、世界各国の売り上げ上位に入っている」とコメント。専業メーカー各社も参入するサードウェーブブラだが、「リーズナブルでありながら、機能的にも優れている。世界各国に広がる販売網とネットストアによって、いつでもどこでも手に入るのも私たちの強み。ヒートテックやウルトラライトダウン、ブラトップに続く“ユニクロの顔”にしたい」と意気込みを語った。

ランジェリージャーナリストの川原好恵氏（左）と牛口有理ウィメンズMD部インナーMDチームリーダー

　また、サードウェーブブラの名付け親でもあるランジェリージャーナリストの川原好恵氏は、「ランジェリー業界では機能性、ファッション性、汎用性を共存させた“ハイブリッド”がキーワードに浮上している。トレンドのミニマリズムも、絶妙なカッティングや機能性があってこそ。その流れをリードするのが日本のハイテクノロジー」と指摘。「サードウェーブの流れは世界同時進行で起きている。ユニクロワイヤレスブラは、日本のブランドらしい細やかなこだわりやテクノロジーが凝縮された、まさに世界基準の商品に仕上がったのでは」と語った。

　2017春夏コレクションは面で支えながらバストを美しく整える「ワイヤレスブラ　ビューティーライト」、ソフトな着け心地を重視した「ワイヤレスブラ　ビューティーソフト」で、全12色柄をラインナップ。サイズ展開はXS～XLで、価格1,990円（＋税）。

「シンプルなのに、ぷるんと美胸」　春夏の新作CMに佐々木希さん

　「ユニクロ　ワイヤレスブラ」の新作発表には、2017春夏コレクションで広告キャラクターを務める女優の佐々木希さんも登場した。佐々木さんは、知り合いのスタイリストからのすすめですでに同商品を愛用しているといい、「バストの形をきれいに見せてくれるうえ、ラインが洋服に響かない。着けていて楽なので、仕事でもプライベートでもずーっとそばにいます」とコメント。「世の中の女性すべてにすすめたい」と同商品の魅力をアピールした。「シンプルなのに、ぷるんと美胸」をキャッチコピーにした新CMは今月10日から放映予定。

■ユニクロ　公式サイト