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2018.01.16

三陽商会の2017年度売上高 既存店99%と微減、全社は91%


好調な「ラブレス」(写真はブランドサイトのイメージ)

 

 三陽商会の2017年度(1~12月)既存店売り上げは、前年比99%だった。紳士服は97%、婦人服は横ばい。展開終了ブランドを含む全社売上高は91%だった。

 既存店売り上げを月別に見ると、1、6月でプラスを確保したが、。1月は気温低下でアウター類が動き、110%と2ケタ増。2月は主力の非ウール系コートが苦戦、同月に終了したブランドの売り上げ減少分も響き93%だった。3月は春物衣料の動きが鈍く93%。4月はコートを中心に春物の動きがよく99%と健闘したが、5月は主力のカットソーが振るわず95%だった。6月は一転、クリアランスセールやカットソー販売の順調で105%を確保したが、7月はセールの開始日を前年より1日前倒ししたため91%。8月は紳士服が苦戦し97%。9月は秋物衣料が好調で横ばいとなったが、10月にニットやジャケットが伸び悩み微減の98%となった。11月は気温低下でウールコートがよく動き横ばい。12月も引き続きウールコートが好調だったが、ニットが振るわず99%と微減した。

 基幹7事業(マッキントッシュ/ポール・スチュアート/エポカ/アマカ/エヴェックス/トゥー ビー シック/ラブレス)の売上高は99%だった。ブランド別にみると、マッキントッシュは105%。ラブレスは、10、12月を除くすべての月で前年売り上げを上回り、104%を確保した。

 同社が2017年2月に発表した新経営計画で注力事業の1つに掲げるEC・通販事業については20%増。11月(92%)を除くすべての月で2ケタ増を確保した。

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