NEWS
2023.03.11
「ゼニア」が新たなカスタマイゼーションツール「ゼニア X」をローンチ 最先端の3Dテクノロジーによって一対一の顧客体験を刷新
「ゼニア(ZEGNA)」が、最先端の3Dスタイルコンフィギュレーターを備えたカスタマイゼーションツールの「ゼニア X(ZEGNA X)」をローンチした。まずはラグジュアリーレジャーウエアのコレクションからサービスを開始し、2023年末までにメイドトゥメジャーのテーラリングサービスを、2024年までに個人のデバイスで「ゼニア」公式サイトからコレクションのあらゆるルックをカスタマイズできるようにする。
2年間の製作およびテスト期間を経て発表されたこのツールでは、スタイルアドバイザーたちがSMS、メール、ソーシャルメディア、WhatsApp、WeChatを介して商品の画像を送信し、顧客のニーズに一対一のサービスを提供できるようになるほか、新たな3Dスタイルコンフィギュレーターによってカットやカラー、スタイリング、サイズ、素材までを、顧客一人ひとりのパーソナルなニーズごとで対応することが可能となる。
「ゼニア」のテクノロジーパートナーであるシン・ソフトウェア(Shin Software)との共同開発による3Dスタイルコンフィギュレーターは、まずラグジュアリーレジャーウエアのアイテム(ウエアとシューズ)から提供が開始され、さらにメイドトゥメジャーのサービスが加わることで、490億通りの服地とスタイルから選択可能なカスタムメイドを4週間ほどで世界中に届けるシステムを目指すという。
「ゼニア」のマーケティング・デジタル・サステナビリティチーフであるエドアルド・ゼニアは、次のようにコメントした。「テクノロジーは生活を便利で快適なものにしてくれるという意味でラグジュアリーです。ゼニアでは、デジタルの取り組みは単なる販売チャネルではなく、それよりもずっと大きな意義があると考えています。現在のゼニア Xデジタルエコシステムはすでに、ポストコロナの売り上げの45%近くを占めています。ゼニア Xは2年間の試験プログラムを経て、顧客に提供する、パーソナライズされたサービスとスタイリングに、独自のデジタル体験という視点を通して新たな意味を与えています。メイドトゥメジャーはすでに世界の売り上げの10%を占めており、ゼニア Xの機能の後押しによって、その成長とリーチはさらに拡大するでしょう」。
なお、今後は2023年4月のミラノサローネ国際家具見本市の期間中にミラノの「ゼニア モンテナポレオーネ店」で、3Dスタイルコンフィギュレーターの公開を皮切りに、世界中の主要なグローバスストアで実装し、2023年末までにテーラリングを、2024年までに個人のデバイスより「ゼニア」公式サイトから全てのコレクションルックをカスタマイズできるようにするとしている。