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2023.03.11
ドゥクラッセ 国内製造の新ブランド始動、春夏は64型を提案へ
DoCLASSE(ドゥクラッセ)は3月1日、厳選した国内工場で作り上げるメードインジャパンにこだわった新ブランド「j.(ジェイドット)」を立ち上げ、自社通販サイトでの販売を開始した。
ファッション業界ではファストファッション化が進んでいることなどを受け、国産服の国内流通は1・8%と低水準で、服飾現場の後継者不足が深刻化している。
ドゥクラッセではこうした状況を打開すべく、国内で厳選した生地、パターン、縫製すべての工程においてメードインジャパンの最高峰技術を集結したアイテムを「ジェイドット」で展開し、服飾製造業の後継者育成や業界の存続につなげたい意向だ。
デビューシーズンとなる2023年春夏コレクションでは、スプリングコートやジャケットブラウスなど全64型を展開。各アイテムはトレンドに左右されにくい、一見シンプルながら美しく見えるツヤ感、ノーストレスの着心地の良さを持つという。
同社では品質を確保するために、技術力が高い国内の生地メーカーや縫製工場と協働するのに加え、日本人を美しく見せるパターンメーキングを追求してきたデザイナーの谷川順子さんの立体裁断技術により、日本女性がきれいに着こなせる服を、適正な価格で提案する。
生地の多くは世界のトップメゾンが使用している国産の最高品質を採用しているが、今回はとくに北陸の生地職人が手がける「オクタダブルクロス」に着目。合繊生地ながらシルクと見分けがつかないくらいに上品な艶とハリがあり、身体の線を拾わない立体感が特徴だ。
春夏ではオクタダブルクロスを使用した立体ジレ(税込4万7300円)とワイドパンツ(3万6300円=画像(上)、バックリボンブラウス(3万5200円=画像(下))などを展開。ジレはすとんと着てラフに、共布ベルトを結ぶとレディーに、セットアップでシックにと、素材ならではの立体感でメリハリのあるスタイルができるという。
新ブランドは自社通販サイトでの販売に先駆けて、2月22日から高島屋の4店舗(日本橋、新宿、横浜、大阪)の編集ショップ「シーズンスタイルラボ」での取り扱いがスタートしたほか、3月2日~26日は日比谷シャンテ、3月15日~21日と5月31日~6月6日は阪急うめだ本店、4月5日~11日は大丸心斎橋店でそれぞれポップアップストアを出店する計画で、ブランドの認知拡大を図る。