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2023.01.08

ファッションスクールの学生に聞いた国内ブランド認知度調査 いま注目すべきはこのデザイナーブランド!

 ファッションを学ぶ学生は、日本のブランドにどのくらい関心を持っているのだろう。今号の『ファッション力』では、服飾系大学・専門学生へのアンケートを実施。楽天ファッション・ウィーク東京参加ブランドの認知度や注目デザイナーブランドを調査した。1位に輝いたのは・・!?

 

 アンケート協力校(50 音順):岡学園トータルデザインアカデミー、札幌ファッションデザイン専門学校DOREME(北海道)、杉野服飾大学、杉野服飾大学短期大学部、杉野服飾大学大学院、学校法人杉野学園ドレスメーカー学院(東京都)、ファッション文化専門学校DOREME(宮城県)、武蔵野ファッションカレッジ、和洋女子大学  回答数444 人

 

 

 

Q1:3シーズン(2022SS、2022AW、2023SS)の間に楽天ファッション・ウィーク東京へ参加したブランドで、知っているブランドベスト10(byR参加ブランド等は除く)

 

1位 AKIKOAOKI(アキコアオキ)41票
2位 KIDILL(キディル)40票
3位 YOKE(ヨーク)38票
4位 TOMO KOIZUMI(トモコイズミ)36票
5位 NON TOKYO(ノントーキョー)31票
6位 BASICKS(ベイシックス) 29票
7位 tanakadaisuke(タナカダイスケ)26票
8位 RequaL≡(リコール)25票
9位 EZUMi(エズミ)23票
10位 HOUGA(ホウガ)22票

  • 1位 AKIKOAOKI(アキコアオキ)

  • 2位 KIDILL(キディル)

  • 3位 YOKE(ヨーク)

  • 4位 TOMO KOIZUMI(トモコイズミ)

  • 5位 NON TOKYO(ノントーキョー)

  • 6位 BASICKS(ベイシックス)

  • 7位 tanakadaisuke(タナカダイスケ)

  • 8位 RequaL≡(リコール)

  • 9位 EZUMi(エズミ)

  • 10位 HOUGA(ホウガ)

 

 東コレ参加ブランドで一番認知されていたのは「アキコアオキ」だった。2014年にデザイナー青木明子が立ち上げ、若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」でコレクションを発表してから9年、若い世代から着実に支持を集めているようだ。ちなみに1票も入らなかったブランドはひとつもなく、服飾系学生は少なからず東コレブランドをチェックしていることが分かった。

 

 

Q2:楽天ファッション・ウィーク東京参加の可否に関わらず、注目している・購入している日本ブランドは? ※総合アパレル企業展開ブランド、著名人のプロデュース系ブランドは除く(アルファベット順)

 

AKIKOAOKI(2票)/ Allege. / AMBUSH®️ / ANREALAGE(2票)/ BALMUNG(2票)/ BISHOOL / BlackEyePatch / CFCL / Chika Kisada / chloma / CUNE® / DAIRIKU / FETICO / foufou / FUMIE=TANAKA / FUMITO GANRYU / grounds / ha | za | ma / HAENGNAE / HATRA / HEIHEI(2票)/ HOUGA / HUMAN MADE® / Jenny Fax / JUHA / JULIUS / Ka na ta / Keisuke Kanda / KEISUKEYOSHIDA / KIDDIL(3票)/ KIRIKOMI / KISHIDAMIKI / kotohayokozawa(3票)/ KOTONA / LEH / Mame Kurogouchi(2票) / memeci / MIKIOSAKABE(4票)/ MURRAL(6票)/ nori enomoto / PAMEO POSE / papier / PERMINUTE / PHOTOCOPIEU / pillings / rurumu:(2票) / RYUNOSUKEOKAZAKI / SOSHIOTSUKI / SUNSEA / support surface / TAAKK / TELMA / TOMO KOIZUMI / TTTMSW / YUIMA NAKAZATO / YUKI TORII / YUKI FUJISAWA / yusho kobayashi / ヌ / 歪hizumi

 

 

<PICK UP>

MURRAL(ミューラル)
杉野学園の卒業生、村松祐輔と関口愛弓のデザイナーデュオによるブランド。近年はECを中心に展開しているが、今年でブランド立ち上げ1 0 周年を迎え、2023年春夏は3年ぶりにランウェイショーもおこなった。

kotohayokozawa(コトハヨコザワ)
2019-20年秋冬以降、楽天ファッション・ウィーク東京には参加していないが、Q.1で1位となったアキコアオキに並ぶ人気ブランドで、デザイナー横澤琴葉が2015年にスタートさせた。ZOZO限定ブランド「SINK」をはじめ、定番のプリーツトップスは学生が着用する姿もよく見かける。

MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)
日本人の坂部三樹郎と台湾人のシュエ・ジェンファンのブランドで、立ち上げ当時から根強いファンを持つ。特にミキオサカベ監修のスニーカーブランド「grounds(グラウンズ)」は学生にも大人気。

 

 

 

Q3:3シーズン(2022SS、2022AW、2023SS)の間に楽天ファッション・ウィーク東京へ参加した東京ブランドで、実際にアイテムを購入したorもらったブランドは?(byR参加ブランド等は除く)

 

KIDILL(3票)/ tanakadaisuke(3票)/ AKIKOAOKI(2票)/ FUMIE=TANAKA(2票)/ BED j.w. FORD / blackmeans / CFCL / DAIRIKU / FETICO / HOUGA / kudos / LITTLEBIG / MASU / NON TOKYO / pillings / tac:tac

 

 

<PICK UP>

  • 購入した人を発見!盆栽をミシン刺繍とフェルト素材を組み合わせて表現した刺繍の巾着バッグは編み込まれた革ひももアクセントになっている。

Tanakadaisuke(タナカダイスケ)
Q.1でも7位にランクインした「タナカダイスケ」は、デザイナー田中大資が手がける2021年にデビューしたばかりのファッションブランド。SNSを通じて、刺繍をベースとした繊細なディテールとロマンティックな世界観が評価され、実際商品を購入している学生も少なくない要注目ブランドだ。

 

Text: Utako Amino

■「ファッション力 (Fashion Ryoku)」

杉野学園出版部が発行しているフリーマガジン。2008 年 6 月より、毎回パリ プレタポルテ、オートクチュール終了時を目安に年 4 回発行。
デザイナーインタビュー、コレクション報告、スナップ、座談会などを掲載している。

 

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