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2023.02.18
コーエン 自社ECをリニューアル、基本機能の強化やOMOを推進、ゾゾ委託型から自前化
カジュアルウエアを展開するコーエンは2月7日、自社通販サイト「コーエンオンラインストア」をリニューアルオープンした(画像)。親会社のユナイテッドアローズと同様、ゾゾへの運営委託から自前化に舵を切った。自社ECの基本機能を強化するとともに、アプリの進化を実現。実店舗とオンラインをシームレスにつなぐコンテンツを充実させるなどOMO施策を推進する。
刷新後の自社ECは、複数のカテゴリーやカラーをまとめて検索できる「絞込検索機能」、店頭で気になった商品のバーコードをスキャンすることで商品を保存し、自宅などでゆっくり詳細を確認できる「バーコードスキャン機能」を追加した。
コンテンツ面では、「スタッフページ」を新設し、コーエンのスタッフが従来のスタイリング紹介に加え、ブログを駆使した上でさまざまな情報を発信する。ユーザーは気になったコーデやブログのスタッフをお気に入り登録して最新情報を得られるようにした。
決済方法はクレジット決済のほかにd払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイルまとめて支払い、楽天ペイ、アマゾンペイに対応。カード情報を入力しなくても購入できる決済を増やした。
注文時に置き配指定が可能となり、自宅にいなくても商品を受け取れるため、商品到着まで配送時間を気にしなくてすむ。また、返品についても自宅への引き取り集荷のほか、コンビニ(ファミリーマート)、宅配便ロッカーのPUDO、ヤマト営業所持ち込みなどを、都合に合わせて選べるように充実させた。
コーエンは、実店舗とECがそれぞれの付加価値と利便性を補完し合って進化するOMOを推進することで、質の高い買い物体験の提供を目指す。
ECの購買体験を限りなく店舗レベルに引き上げる。実店舗は接客品質や魅力をさらに高めることで、いつでもどこでも快適に買い物ができる環境と新しいコミュニケーションやサービスを提案していく。今後も継続的に自社ECの開発を推進し、店舗との連動性をさらに高めるサービスの追加などに取り組むとしている。