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2022.04.28

MonotaRO 大型物流拠点が本格稼働、自動搬送ロボットなど最新設備導入

 電動工具や物流用品などのBtoB通販を行うMonotaRO(モノタロウ)は4月20日、兵庫県内に開設した大型物流拠点「猪名川ディストリビューションセンター」の本格稼働を開始した。自動搬送ロボットなど最新設備を導入、庫内作業の効率化を図っている。 同拠点はプロロジスが兵庫・猪名川町に建設した物流拠点「プロロジスパーク猪名川1」の1~5階と6階の一部を賃貸。来夏以降にはさらに賃貸するスペースを広げる予定で、その時点での使用延床面積は合計約18万9000平方メートルとなる。

 同拠点はプロロジスが兵庫・猪名川町に建設した物流拠点「プロロジスパーク猪名川1」の1~5階と6階の一部を賃貸。来夏以降にはさらに賃貸するスペースを広げる予定で、その時点での使用延床面積は合計約18万9000平方メートルとなる。

 

 庫内作業の効率化などのため、作業員が歩き回らなくても必要な商品が格納された商品棚が商品をピッキングする作業員にもとまで移動してくる自動搬送ロボットを約800台導入(写真(上))。ピッキング時には必要な商品が格納されたボックスの位置や数量を作業員にプロジェクションマッピングによって指示できる仕組みを導入している(写真(下))。また、3月に稼働させた新たなシステムとも連携してオペレーションの自動化・省人化を推進し、現状の1日あたりの出荷能力は約9万行。拠点を拡張する予定の来夏以降では約18万行となるという。



 なお、現在稼働中のメイン物流拠点の兵庫・尼崎の「尼崎ディストリビューションセンター」の集荷能力は同6万行、茨城県内の「笠間ディストリビューションセンター」および「茨城中央サテライトセンター」合計の出荷能力は同13万行で合計19万行となっており、「猪名川ディストリビューションセンター」の本格稼働で同社全体の出荷能力は倍増する。

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