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2021.11.11
イーベイジャパン ライブコマースで成果、ツイッターとも連携、視聴数は210万人
仮想モールの「Qoo10」を運営するイーベイジャパンは、9月に「ツイッター」と連携したしたライブコマースを展開し、当初の目標を超える200万人以上の視聴数を獲得した。販売への効果としてもK―POP関連商品の売り上げ拡大につながったとしている。
同社では9月2日~8日までの間、3回に渡ってライブコマースを実施。同企画は「ショッキングショッピングショー」の名称で展開しているもので、Qoo10の公式アプリや公式ツイッターアカウントを活用した。
配信においては韓国のスキンケアブランド「Nature Republic(ネイチャーリパブリック)」や、「TIRTIR(ティルティル)」といったブランドが参加し、限定商品や人気商品などを紹介。
9月2日に行わった「ネイチャーリパブリック」のライブコマースでは、K―POP男性グループの「NCT 127」がコメントで出演。K―POPファンは韓国のコスメや文化に興味を持つことが多く、配信当日にQoo10についてのツイートを投稿したユーザーを分析した結果、一般ユーザーに比べ、K―POPへの興味関心は14倍、メイクや美容への興味関心はそれぞれ9倍、7倍程度高いことが判明した。ツイッターでのライブ配信が相乗効果をもたらし、ターゲット層の興味関心を高めたと分析している。
また、9月8日に行った「ティルティル」のライブ配信では3万3000人が同時視聴し、65万の「いいね」を獲得。ティルティルは今回のライブコマースにおいて「マスクフィットクッション」と「マスクフィットオールカバークッション」を1900個以上販売した。インナービューティーラインの「パーフェクトタートチェリー酵素」については、配信20分で完売する記録を達成している。
リアルタイム視聴率に関しては、今回の全3回の配信で合計視聴者数が約210万人となり、そのうち平均で約9割程度がライブ配信時に視聴。
イーベイジャパンによると、新型コロナウイルスの影響で消費行動のトレンドは「非対面・非接触」になりつつあり、ライブコマース配信のニーズが高まっていると説明。特にツイッターでの配信はリアルタイムでコミュニケーションが取りやすいため、ライブコマースに適したプラットフォームだとしている。今回の取り組みでは、当初の目標よりも27%高い数値を達成することができており、今後も定期配信していく考え。