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2021.08.26

PayPay 決済手数料を有料化、中小実店舗から1.98%徴収、支援サービス導入社は1.6%

 ソフトバンクのグループ会社PayPayは展開するスマートフォン決済サービスを展開にするPayPayは10月1日から、同決済を導入する店舗から決済システム利用料(決済手数料)を徴収する。2018年10月のサービス提供開始以来、無料としていたが、同日以降は決済額の1・98%(税別)を徴収する。

PayPay公式サイトより

 

 ソフトバンクのグループ会社PayPayは展開するスマートフォン決済サービスを展開にするPayPayは10月1日から、同決済を導入する店舗から決済システム利用料(決済手数料)を徴収する。2018年10月のサービス提供開始以来、無料としていたが、同日以降は決済額の1・98%(税別)を徴収する。

 
 PayPayでは中小店舗への決済手数料徴収開始に合わせて、「PayPay」のアプリ上で独自クーポンを発行したり、来店促進策を行うことができる月額1980円の加盟店支援サービス「PayPayマイストア ライトプラン」を開始する計画で、同サービスの契約店舗は決済手数料を優遇して1・6%とする。さらに同サービス契約者には100万円を上限に最大半年間、決済額の3%を還元するキャンペーンを展開することで決済手数料徴収による加盟店離れなどを影響を軽減したい考えだ。

 決済手数料の変更は年商10億円未満の実店舗限定。コンビニなどの大手はサービス開始当初から、年商10億円超の実店舗からも昨年4月から決済手数料(料率は未公表)の徴収を開始。年商10億円未満の中小店舗のみ、サービス開始後、3年間は無料という当初の方針から決済手数料を徴収してこなかった。なお、「PayPay」はネット販売事業者向けにEC決済としても複数の決済代行会社などを介して展開中だが、EC決済としてのPayPayは年商規模に関わらず、有料で決済代行会社によって料率は異なるが3~4%程度の決済手数料を徴収している。

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