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2020.07.16

バーチャサイズ 仮想試着ツールを大幅刷新、実物に近い仮想シルエットと比較、画像認識技術も活用

 

 オンライン試着サービスを手がけるバーチャサイズは6月上旬、「バーチャサイズ」を大幅にアップデートしユナイテッドアローズが運営する自社ECへのサービス提供を始めた。

 ユーザーの手持ちの洋服や過去に購入した商品とのサイズ比較が通販サイト上で簡単にできる「バーチャサイズ」は、今回のアップデートで大きくリニューアルした。

 具体的には、ユーザーは体の情報を入力することで自分自身に近い仮想シルエットを作成できるようにした。閲覧中の商品を着用したときにどのように見えるかをシンプルなデザインのUIで確認可能で、ヒートマップ機能を用いた体のシルエットとの比較ができるようになったことで、オンライン試着では難しかった詳細なフィット感が分かるという(画像(右))。

 各商品ページには画像認識技術とモデル情報をもとにしたフィット感レコメンドを表示。商品ページから移動せずに最適なサイズが見つけられるとする。購入履歴があったり、すでに体のデータ作成を行ったユーザーには商品ページにおすすめサイズが表示され、新規利用者にはよく着るブランドの平均サイズとの比較に基づいた簡易的なガイダンスが表示される(画像(左))。

 また、「商品の詳細情報をまとめて把握したい」というニーズに応えるため、フィット感、サイズ感の比較情報などの商品情報をまとめて確認できるページや、オンライン上で自分だけのワードローブを作ることができ、新しい洋服を購入するときにワードローブ内の服と簡単にサイズを比較できるようにした。

 「バーチャサイズ」を2014年から導入しているユナイテッドアローズによると、自社EC購入者の34%が「バーチャサイズ」を利用し、サイズレコメンド機能を利用している人と未利用者の購入率は約8倍の差があるという。また、Tシャツをオーバサイズで着用したいなどニーズが多様化しており、実寸表記だけでは十分ではないためオンライン試着機能は大事とする。

 

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