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2020.04.20
ネットプロテクションズ調査 半数が購入を回避、初利用のサイトで希望決済なく
ネットプロテクションズは4月6日、ネット販売や実店舗での消費者の決済ニーズに対する調査の結果を発表した。それによると、初めて利用するネットショップで希望する決済方法がなかった場合、「購入しない」や「希望の決済方法がある別サイトで購入する」といった当該サイトで購入しない意思決定をするとの回答が半数近くになった。また、実店舗の買い物でスマホ決済を利用した経験があるとの回答は33・2%だった。
調査は昨年12月18~25日、消費者が好む決済方法とその理由を把握する目的としてインターネットで行った。調査委対象は20~50歳代の男女945人。
初めて利用するネット販売で希望する決済方法がなかった場合にどのようにするかとの質問に対し、37・4%が「購入を迷う」と回答。その他の回答でも「希望の決済方法がある別サイトで購入する」が27・1%、「購入しない」が22・2%と、初めて利用するネット販売で、決済方法の選択肢の多さが購入に大きく影響する回答となった。「別決済手法で購入する」は13・3%と最も回答が少なかった。
普段、ネット販売で利用したい決済方法に関しては、「クレジットカード」が79・7%と最多。2番目が「後払い決済」の13・9%で、以下、「前払い」の12・7%、「スマホ決済(クレジットカード連動式)」の11・9%、「スマホ決済(口座チャージ型・現金チャージ等プリペイド式)」の11・2%、「代引き」の9・9%、「携帯キャリア決済」の8・4%、「ギフトカード・プリペイドカード」の7・7%、「デビットカード」の5・9%と続く。
一方、普段町(実店舗)で利用したい決済方法については(複数回答)、「現金」が76・8%、「クレジットカード」が72・2%で、この2つだけが過半数になった。3番目に多かった「交通系以外のプリペイドカード」が30・4%で、「交通系プリペイドカード」の22・2%、スマホ決済(クレジッドカード連動式)」の21・3%、「同(口座チャージ・現金チャージ等プリペイド式)」の18・1%、「後払い決済」の10・1%、「スマホ決済(携帯キャリア連動式)」の9・2%、「デビットカード」の7・7%と続いた。
ネット販売、実店舗の利用する決済方法に関する結果から、それぞれでメインに利用する決済方法を選びながらも、場所や状況に応じて第2、第3の決済方法を使い分けているとした。