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2020.03.30

三越伊勢丹 3D計測で紳士服を提案、新宿メンズ館でサービス開始、アプリからEC購入も

 

 

 三越伊勢丹は3月25日、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階の紳士靴売り場で、3D足形計測を活用して足に合う靴が見つけやすくなるサービス「ユアフィット365イセタンメンズ」を始めた。昨年8月に伊勢丹新宿店本館の婦人靴(パンプス)で始動したサービスの提供範囲をメンズに広げたものだ。

 同サービスは、15秒の3D計測で自分の足形データがデジタル化され、データ化した足形情報と、メーカーから提供してもらった靴の木型情報をマッチングさせ、顧客一人ひとりに合った靴をメンズ館で扱う紳士靴(ドレスシューズ)の中から自動レコメンドする(画像)。当初は約20ブランド、色柄を含めて約400種類が対象となる。

 一方、店頭のシューカウンセラーによるコンサルティングサービスも受けてもらうことで、データ測定だけでなく、利用者の感覚や好みに沿った1足を見つけられるという。

 また、百貨店のアプリ「三越伊勢丹アプリ」とデータ連携すれば、計測結果をアプリ上でカルテ化。計測結果をもとにオンラインでも最適な1足をレコメンドし、EC購入もしやすくなる。

 三越伊勢丹では、百貨店店頭の強みを生かしながら時短でスマートな買い物体験を提供するとともに、デジタルを活用した計測サービスでドレスシューズの新たな売り方を展開。新規顧客へもリーチして新たなマーケットの創出を図る。

 今後は計測サービスをフックに、計測データを活用したメーカーと協業型の商品開発や、マーケットに存在していないニーズを発見して商品仕入れなどへの活用を検討するほか、店舗在庫を持たずにEC上での決済機能と連動したショールーミング化も検討しているという。

 

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