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2019.11.11

三越伊勢丹 紳士服のカスタムEC開始、スマホ採寸の無店舗型で、20~30代の新客開拓へ

 

 三越伊勢丹は10月29日、オンラインで完結する紳士服のカスタムオーダーサービス「Hi TAILOR(ハイ・テーラー)」を始めたと発表した。オーダーサービスが持つ敷居の高さや来店の手間などをなくすことで、百貨店店頭では手薄な20~30代のビジネスパーソンを開拓する。第1弾として10月からオーダーシャツを、来春にはオーダースーツの取り扱いを始める。

 ”良質な1着を、手軽に”をコンセプトとした「ハイ・テーラー」は、同社の店頭接客で得た顧客の声や販売データ、ベテランスタッフの知見を活用し、どれを選んでも間違いのないスタンダードな装いを提案する。

 また、すべての生地に対して「ハイ・テーラー」がお薦めする標準のデザイン・仕様を”ハイ・テーラー・スタンダード”として用意。スマホカメラでの自動採寸機能とハイ・テーラー・スタンダードの簡単なカスタマイズで気軽に自身の体型に合った1着を選ぶことが可能という。

 生地は無地とストライプなどスタンダードで幅の広いものを約90種類そろえ、襟やカフスなどのデザインカスタマイズは合計3240通りとなる。デザイン選定後、ガイダンスに沿って自身の写真2枚(正面と側面)を撮影し、身長・体重を入力してフィット感を選ぶだけで注文は完了する(画像)。

 商品デザインはシャツブランドのファビオ・ボレッリ氏が担当。縫製は老舗オーダーシャツのフレックスジャパン長野本社工場で行い、注文から最短3週間で工場から直接届ける。

 シャツの中心価格は税別8900円で、オンライン完結の無店舗サービスによってコストを抑え、商品に還元することでコストパフォーマンスの良い商品を提供する。

 

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