サイズレコメンドエンジン「ユニサイズ」を展開するメイキップは10月23日、スマホのカメラで体の正面と側面の全身写真を撮影するだけで体型を採寸するAI写真採寸機能の提供を始めた。

　新機能は機械学習アルゴリズムを用いて、スマホで撮影した正面と側面の全身写真から、腕の長さや肩幅、胴囲、腰回りなど複数箇所の体型を採寸する。厚手のアウターやスカードなど体の輪郭を隠す服を除けば、服を着たまま測定できるという。

　また、スマホのカメラから手軽に測定できるため、専門知識やメジャーを用いて採寸するような手間がかからず誰でも利用可能だ。

　新機能は「ユニサイズ」を導入している通販サイトすべてで利用でき、採寸された体型情報をもとに各ユーザーの体型に合わせたシルエットを描画し、通販サイトで購入を検討中の服の着用イメージを確認することが可能だ。

　利用方法は、「ユニサイズ」を導入済みのECのスマホサイトで気になる商品が合った際、「ユニサイズ(あなたにぴったりのサイズを知る)」ボタンをタップしてサイズレコメンドエンジンを起動すると、性別や年齢、身長、体重、好みのサイズ感などを入力するフォーマット画面が立ち上がり、入力後にカメラを起動して正面と側面の全身写真を撮影すると、推奨サイズとともに肩幅や身幅のゆとりや袖丈の位置などが表示される(画像はイメージ)。

　新機能の対象となるのは成人の男女で、トップスとボトム、アウター、ワンピースのカテゴリーに対応する。

　AI写真採寸の実装により、これまで以上に各ユーザーの体型特徴に合わせたサイズレコメンドが可能となるが、従来のアンケート入力による体型と服の比較や、手持ちのアイテムと対象商品を比較する仕組みも継続。サイズに関する不安をさまざまな手法で解消し、通販サイトの購入率改善や返品率低減などに貢献していく。